科目名[英文名] | |||||
環境微生物保全学特論 [Advanced Microbiology for Environmental Conservation] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 96324 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
多羅尾 光徳 [TARAO Mitsunori] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
令和4年 6 月 7 日(火)10:00〜 対面授業 連合農学研究科棟4F 第二会議室 本講義は環境科学における微生物の応用についての最先端の知識・技術を学ぶことにより,環境資源共生科学分野における高度の専門能力をつけるための講義科目である.特に次の2つの課題について講ずる.(1)微生物を用いた環境浄化(バイオレメディエーション)の生態学的な制約.(2)微生物の食物網の構造と機能. |
到達基準 |
① 微生物を使った環境修復技術の基礎を理解する. ② 生物圏の物質循環における微生物食物網のはたらきを理解する. ③ 環境問題の解決に微生物の能力を生かすにはどのような方法があるか,新しい技術の創出を考える力をつける. ディプロマポリシーの観点に関しては履修案内のカリキュラムマップを参照のこと. |
授業内容 |
(1)バイオレメディエーションで用いられる数学モデルの基本を説明し,分解微生物の増殖と対象物質の分解速度との関係,およびそれらを制約する条件である対象物質の濃度に注目することの必要性を論じる.バイオレメディエーションの実用化にあたっての生態学的な制約について論じる. (2)微生物の食物連鎖網の構造と機能の基本を説明し.生物圏における物質循環との関わりを論じる.さらに,細菌が捕食者からの捕食を回避する戦略(捕食抵抗戦略)の概要を論じる. |
履修条件・関連項目 |
授業時間7.5時間とリポート等作成にかかる時間に加え,配布した講義資料や関連文献を参照し,本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと. |
テキスト・教科書 |
授業前に配付する資料 |
参考書 |
D.L. Kirchman, “Processes in Microbial Ecology”, Oxford University Press, ISBN978-0-19-958692-9 M. Alexander, “Biodegradation and Bioremediation, 2nd edition”, Academic Press, ISBN978-1483299754 |
成績評価の方法 |
授業参加度(50%)およびリポート(50%)によって評価する. |
教員から一言 |
・常に「問う」姿勢を求める。教員の言うことや教科書の内容をうのみにせず,授業に批判的にのぞんでほしい ・微生物学の可能性は無限大である.未知の微生物が自然界にはたくさんいることを想いつつ,微生物の魅力を紹介できればと考えている,疑問点などはどんどん質問するように. |
キーワード |
biodegradation, bioremediation, kinetic model, ecological constraints, microbial food chain |
オフィスアワー |
平日10時〜12時 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/01/31 13:39:56 |