科目名[英文名] | |||||
生涯学習概論 [Introduction to Life-long Learning] | |||||
区分 | 博物館科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 2学期 | |
授業形態 | 2学期 | 時間割番号 | W0201 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
片岡 了, 齊藤 有里加 [KATAOKA Ryo, SAITO Yurika] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本科目は集中講義形式で行う。生涯学習社会の意義とその構築に向けての課題、生涯学習の現代的意義と国際的比較、 社会教育の歴史と生涯学習政策の展開、 生涯学習の内容・方法と職員・指導者の役割などの観点で生涯学習全般にわたる概説をする。 |
到達基準 |
本科目では、現代社会において生涯学習・社会教育が果たす役割と今日的意義を踏まえて、生涯学習社会が実現していくための法制度のあり方、行政の仕組み、施策の実際を学び、家庭教育・学校教育・社会教育等との関連,専門的職員の役割,学習活動への支援等について理解を得る。これを通して生涯学習に関する基礎的な認識と能力を獲得することが目標となる。 |
授業内容 |
第1回 講義 授業のためのオリエンテーション 授業全体の概要を伝え、履修上のポイントなど確認する。 第2回 講義 社会変動と学習社会の生成 生涯学習論が提唱される社会的背景となる要因を検討しながら、学習社会への道程を考える。 第3回 講義 生涯学習の現代的性格 いくつかの生涯教育の理論の検討を通じて、今日の生涯学習論の意義や現代的な性格についての理解を得る。 第4回 講義 生涯学習の国際的動向 ユネスコやOECDなどの国際機関における生涯教育戦略を学び、マクロな視点からわが国の生涯学習について理解を拡げる。 第5回 講義 生涯学習の基本的枠組み 学習と教育の原理を踏まえて、今日の生涯学習を理解するための基本的な知識を整理する。 第6回 講義 生涯にわたる人間形成 生涯発達の視点への理解を得ながら、子どもから成人・高齢期に至る生涯の発達課題と学習について学ぶ。 第7回 講義 現代的課題と生涯学習 生きがいやまちづくりなど、市民の学びによる解決が期待される社会問題をめぐる現代的課題を考える。 第8回 講義 生涯学習政策の展開 わが国の生涯学習政策の展開を振り返って、教育政策の変化を読み取る。政策上の専門用語などの整理と理解を得る。 第9回 講義 地域における生涯学習推進体制 地方自治体レベルでの生涯学習支援の現状を学び、受講者が居住する地域への関心と意識を向ける契機とする。 講義・演習・実習の別 各回の講義内容 第10回 講義 生涯学習の歴史的理解 わが国の生涯学習のあり方を規定する社会教育の生成と発展の歴史に学び、これからの生涯学習を考える視点を得る。 第11回 講義 家庭教育・社会教育・学校教育の連携 教育全般の活力を高める家庭や地域のあり方を見直し、生涯学習・社会教育に期待される役割は何かを考える。 第12回 講義 社会教育に関する法制度 あらゆる市民が生涯学習に参加できるよう市民の学習活動を支援する法令や制度について体系的に学ぶ。 第13回 講義 社会教育・生涯学習に関する施設 社会教育施設や生涯学習関連施設の拡がりと施設運営の特徴をとらえるとともに、今日の施設の抱える問題と課題を把握する。 第14回 講義 社会教育・生涯学習の専門的職員 市民の学習活動を支援する主事、学芸員、司書など専門的職員についての基本的役割と意義を考える。 第15回 講義 生涯学習の方法と実践的課題 市民の生涯学習を拡げるボランティアやNPO団体の可能性を探り、生涯学習の課題を見出すようにする。 |
履修条件・関連項目 |
テキスト・教科書 |
新博物館学教科書 博物館学I 大堀哲 水嶋英治 学文社 |
参考書 |
生涯学習・社会教育行政必携(令和2年版) 生涯学習・社会教育行政研究会 (編集) |
成績評価の方法 |
授業参加度70%授業終了後のミニッツペーパー30% |
教員から一言 |
社会を生きるために学校教育と異なる教育がどのような形で必要になるか、現在の社会情勢を背景に考え、今後求められる博物館施設像について考えてもらいたい。 |
キーワード |
博物館 歴史 資料 展示 標本 学芸員 |
オフィスアワー |
授業終了後を質疑の時間とする |
備考1 |
原則対面授業。 オンラインツールを使用の際は。詳細はクラスルーム(等)で連絡 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/04/11 13:08:28 |