科目名[英文名]
博物館資料論   [Theory of Museum Collections]
区分 博物館科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 2学期 
授業形態 2学期  時間割番号 W0204
責任教員 [ローマ字表記]
齊藤 有里加, 上田 裕尋   [SAITO Yurika, UEDA Hirochika]
所属 科学博物館 研究室   メールアドレス

概要
本科目は大きく3項目のテーマに分けて学習を行う。
第一項は博物館における資料の収集理念や倫理観、整理や活用および関連法規に関する概論、また調査研究活動等の総論的講義。(第1回〜第4回)
第二項は資料の分類、作製、借用、梱包等の各論的講義を行う。また資料保存や修復、収蔵庫論等の概論についても講義し、博物館資料保存論への導入とする。(第5回〜第12回)。
第三項は、館種別の資料取り扱いや事例などの講義(第13回〜第15回)
博物館資料に関する諸課題を網羅的に講義し、映像や実物を多用した講義を行う。
到達基準
博物館資料の収集と製作、整理管理などに関する論理や方法に関する知識・技術を習得し、また博物館の調査研究活動について理解することを通じて、博物館資料に関する基礎的能力を養う。
授業内容
第1回 博物館資料の意義 
博物館資料の特性とは何か?博物館で資料を保存することの意義について
第2回 資料の種類1
一次資料・二次資料、実物資料、複製資料、製作資料の概念など。
第3回 資料の種類2
美術・歴史・考古・民俗・自然・理工・動植物園における資料の種類と特性について
第4回 講義博物館収集の理念
博物館のコレクションポリシーについて
第5回 講義 資料収集 資料収集の方法 採集・購入・寄贈・製作・交換・寄託・購入
第6回 講義 資料整理1  活用のための資料の分類・整理など。
博物館資料の分類の基準および主として自然史系分野での受け入れの手順と方法の具体的な作業と流れについて。
第7回 講義 資料整理2  活用のための資料の分類・整理など。
博物館資料の分類の基準および主として人文系分野での博物館資料博物館資料の受け入れの手順と方法の具体的な作業と流れについて。
第8回 講義 資料整理2  コレクションの登録・目録の作成
資料の登録方法とデータベース作成の具体的な手順について。
第9回 講義 資料保存1 資料の保存 実物の保存・情報の保存について
第10回 講義 資料保存2 文化財・標本レスキューと資料
第11回 講義 展示・公開  資料の効果的な活かし方1
第12回 講義 展示・公開  資料の効果的な活かし方2
第13回 講義 研究 資料との関係から考える研究機関としての博物館の在り方について。
第14回 講義 ディスカッション(題材博物館を対象に実施)
第15回 講義 ディスカッション(題材博物館を対象に実施)
履修条件・関連項目
集中講義の中で学外見学を予定しています。
オンラインツールを使用することがある。詳細はクラスルーム(等)で連絡
テキスト・教科書
新博物館学教科書 博物館学I  大堀哲 水嶋英治 学文社
参考書
成績評価の方法
授業参加度70%授業終了後のミニッツペーパー30%
教員から一言
資料の価値を引き出す力は、学芸員の大切な能力です。
学外見学を予定しています。効果的な授業のために対面での授業、オンライン、オンデマンドの活用をすることを予定しています。詳細はクラスルームで連絡いたします。
キーワード
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/04/11 13:08:32