科目名[英文名]
博物館教育論   [Theory of Museum Education]
区分 博物館科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 2学期 
授業形態 2学期  時間割番号 W0208
責任教員 [ローマ字表記]
仲 久徳, 齊藤 有里加   [NAKA Hisanori, SAITO Yurika]
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
博物館における教育活動の基盤となる理論や実践に関する知識と方法を習得し、博物館における教育活動を企画・運営するための基礎的能力を養うことをねらいとする。
 到達目標は、博物館教育、教育活動の基盤となる教育および学習に関する知識と実践に資する方法を学んだ後、実際に疑似的な学習プログラムが立案できるようになる。
到達基準
 本科目は4項目のテーマに分けて、講義・演習を行う。
テーマⅠ:博物館教育の意義と理念
 博物館における教育活動の意義や理念、博物館教育の現状や課題について学ぶ。
テーマⅡ:教育および学習に関する知識
 教育方法の視点から教育および学習に関する理論や歴史について学ぶ。
テーマⅢ:博物館教育の特性と実際
 博物館における学びの意義や学びの特性、博物館における教育活動の種類、博物館と学校教育との関係(博学連携)について学ぶ。
テーマⅣ:学習プログラムの立案と討議(演習)
 企画、指導計画や運営方法、評価など実践に資する方法について学んだ後、各自テーマを設定して実際に疑似的な学習プログラムを立案、ワークシートなどの教材を開発し、発表と討議をとおして効果的な博物館教育の在り方を考察する。
授業内容
第1回 講義 博物館教育の意義と理念①
生涯学習の観点から博物館における教育活動の意義や理念について解説する。
第2回 講義 博物館教育の意義と理念②
博物館の利用実態を含めて博物館教育の現状や課題について解説する。
第3回 講義 教育に関する理論
教育方法の視点から教育の理論や歴史について解説する。
第4回 講義 学習に関する理論
教育方法の視点から心理学をベースとした学習理論について解説する。
第5回 講義 博物館教育の特性と実際①
博物館における学びの意義や特性について、学校における学びの意義や特性との比較をとおして解説する。
第6回 講義 博物館教育の特性と実際②
博物館リテラシー、博物館における教育活動の種類について解説する。
第7回 講義 博物館教育の特性と実際③
学校教育の教育課程および学校教育との関係(博学連携)の在り方や方法について解説する。
講義・演習・実習の別 各回の講義内容
第8回 講義 博物館教育活動の企画と実施①
実際に学習プログラムを立案することを念頭に、企画、指導計画や運営方法、評価など実践に資する方法について解説する。
第9回 講義 博物館教育活動の企画と実施②
実際に学習プログラムを立案することを念頭に、企画、指導計画や運営方法、評価など実践に資する方法について解説する。(第8回のつづき)
第10回 演習 学習プログラムの立案①
テーマの設定、年間スケジュール、企画、広報について演習する。
第11回 演習 学習プログラムの立案②
指導計画、学習活動の組織、評価について演習する。
第12回 演習 学習プログラムの立案③
学習活動に資する教材開発について演習する。
第13回 演習 学習プログラムの発表と討議①
学習プログラムの発表と討議をとおして効果的な博物館教育について考察する。
第14回 演習 学習プログラムの発表と討議①
学習プログラムの発表と討議をとおして効果的な博物館教育について考察する。(第13回のつづき)
第15回 講義 博物館教育の展望
改めて博物館教育の意義を捉え直し、博物館教育の展望について考察する。
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
印刷資料を適宜配布する。
参考書
博物館教育論 ぎょうせい
小笠原 喜康 (編集), 矢島 國雄 (編集), 並木 美砂子 (編集)
成績評価の方法
授業の参加度(30%)、授業期間中に課すレポート(40%)及び最終課題(30%)
教員から一言
学校教育と博物館教育の特性の違いについて考えるきっかけとしたい。また、自ら学習プログラムを計画するフローを学び教育的狙いを持ったプログラム企画を行う視点を養う。
キーワード
博物館 学校 教育 多世代
オフィスアワー
授業終了後に質問の時間を設ける
備考1
基本的には対面にて実施する。
オンラインツールを使用する際は。詳細はクラスルーム(等)で連絡
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/04/11 13:08:35