科目名[英文名]
教育原理   [Principles of Education]
区分 教職科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 V0216
責任教員 [ローマ字表記]
降旗 信一   [FURIHATA Shinichi]
所属 農学部 研究室 9-103  メールアドレス

概要
1.教育の基本的概念は何か、また、教育の理念にはどのようなものがあり、教育の歴史や思想において、それらがどのように現れてきたかについて学ぶとともに、これまでの教育及び学校の営みがどのように捉えられ、変遷してきたのかを理解する。

2.教員として必要なスキルを身につける。
到達基準
教育の基本的概念は何か、また、教育の理念にはどのようなものがあり、教育の歴史や思想において、それらがどのように現れてきたかについて学ぶとともに、これまでの教育及び学校の営みがどのように捉えられ、変遷してきたのかを理解する。
(1)教育の基本的概念
一般目標:教育の基本的概念を身に付けるとともに、教育を成り立たせる諸要因とそれら相互の関係を理解する。
到達目標:
1)教育学の諸概念並びに教育の本質及び目標を理解している。
2)子供・教員・家庭・学校など教育を成り立たせる要素とそれらの相互関係を理解している。
(2)教育に関する歴史
一般目標:教育の歴史に関する基礎的知識を身に付け、それらと多様な教育の理念との関わりや過去から現代に至るまでの教育及び学校の変遷を理解する。
到達目標:
1)家族と社会による教育の歴史を理解している。
2)近代教育制度の成立と展開を理解している。
3)現代社会における教育課題を歴史的な視点から理解している。
(3)教育に関する思想
一般目標:教育に関する様々な思想、それらと多様な教育の理念や実際の教育及び学校との関わりを理解している。
到達目標:
1)家庭や子供に関わる教育の思想を理解している。
2)学校や学習に関わる教育の思想を理解している。
3)代表的な教育家の思想を理解している。

教職課程履修年次に応じて、教員として必要なスキルを身につける。
教職履修1年目:1回の授業を行うためのスキルを身につける。
教職履修2年目:1つの単元を企画運営するためのスキルを身につける。
教職履修3、4年目:教育実習を行うためのスキルおよび教育実習校・地域の教育活動に貢献するためのスキルを身につける。
授業内容
●「4月13日(月)〜5月8日(金)中の学年暦期間中に課すべき課題」
4回分の授業に相当する課題をグーグルクラスルームの本授業のページに記載しています。


●授業日程
第1回(工4/7・農4/8) シラバス説明及びテキスト紹介、発表分担決め
第2回(工4/14・農4/15) 地域教育資源調査票について
第3回(工4/21・農4/22) テキスト1章「良い教育ってどんな教育?」
第4回(工4/28・農5/6)  テキスト2章「教育を社会の視点から考えてみよう」
第5回(工5/12・農5/13) テキスト3章「子どもという存在/人間という存在」
第6回(工5/19・農5/20) テキスト4章「教え方は試行錯誤されてきた」
第7回(工5/26・農5/27) テキスト5章「教育を受ける権利」
第8回(工6/2・農6/3)  テキスト6章「子どもの学びを支える仕組み」
第9回(工6/9・農6/10)  テキスト7章「子どものための学校ってどんな学校?」
第10回(工6/16・農6/17) テキスト8章「学校では何を学ぶの?」
第11回(工6/23・農6/24) テキスト9章「良い先生ってどんな先生?」
第12回(工6/30・農7/1)  テキスト10章「どんなふうに子どもに接したらよいのか?」
第13回(工7/7・農7/8)  テキスト11章「子どもがよく学ぶためには?」
第14回(工7/14・農7/15)  テキスト12章「学校を卒業したら学ばなくてもよいのか?」
第15回(工7/21・農7/22)  テキスト13章「教育と学校の未来はどうなるの?」
【各回の授業は18:15-19:45にオンラインで行います。】

●授業内容
下記の内容について全15回を通して行います。

(1) 2022前期「教育原理」教科書レポート
履修者は、教科書(1章から13章)のうちから1つの章を担当し、レポート(A4で2ページ、表紙なし)を作成、発表する。

(2)2020前期教職スキル学習レポート
履修者は、教職スキルを身につけるため、特定地域の小学校から高等学校までの教科・学年の中から1つ選び、当該教科・学年の授業実施および単元指導のための「地域教育資源調査票(単元指導計画)」と「学習指導案」を各1部作成する。作成のための調査票および調査結果集計表も提出する。
履修条件・関連項目
教職科目なので教員免許取得を目指していることが前提となります
テキスト・教科書
問いからはじめる教育学(有斐閣ストゥディア)1800円+税
参考書
日本国憲法、教育基本法、教育振興基本計画、中学校学習指導要領、高等学校学習指導要領
成績評価の方法
オンライン教育における成績評価方法は、すべての出席を前提とし、双方向性 を利用した学習意欲、2022前期「教育原理」教科書レポート、2022前期教職スキル学習レポート等を総合的に評価し、本学が定める標準的な学修時間に相当する学修効果が認められる場合に単位を付与します。評価の割合は以下の通りです。平常点 33%、2022前期「教育原理」教科書レポート 30%および2022前期教職スキル学習レポート40%で評価します。総合評価により以下の 基準で単位を付与します。S: 90 点以上、A:80 点以上 90 点未満、B:70 点以上 80 点未満、C:60 点以上 70 点未満。60点未満は不合格となります。
教員から一言
これからの教育には、「社会の課題や困難を認識し、その解決に向けたアイデアを生みだし、そのアイデアを具体的な製品やサービスの創出につなげることのできる人間」の育成が求められています。学校や地域の「現場」ともかかわりあいながら、ともにそのあり方を探求していきましょう。
キーワード
オフィスアワー
備考1
【レポートの書き方について】
以下の観点により採点する。
・自分で考え、記述したものであるか。(剽窃・複写が判明した場合は0点とする。友人間で同様の行為を行ったと判定した場合は双方ともに0点とする。)
・授業テーマにそった課題設定となっているか。
・引用と自分の主張を明確に区別できているか。
・要求されている文字数を満たしているか。
・表題及び全体の構成の仕方は適切か。
・結論の導き方は妥当か。
・提示された論点は明確か。
・そのあとのグループ討議を刺激するような有益かつ魅力的な情報を提供しているか。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/04/02 16:43:37