科目名[英文名]
サステイナブルツーリズム論   [Sustainable Tourism]
区分 全学共通教育科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 01FY100203
責任教員 [ローマ字表記]
小泉 信夫   []
所属 グローバル教育院 研究室   メールアドレス

概要
知の開拓と自主的な学びへの意識の醸成を目的とした大学導入科目です。本科目は、2部から構成されます。

第一部:全学共通プログラム
大学を知り、大学でいかに学ぶかを考えます。本学の理念・歴史と共に、研究活動に関する理解を深め、学びへの意欲を増進すると共に、大学生活をデザインする意義を理解することを目的とします。

第二部:学部独自プログラム
20世紀の日本は大量生産、大量消費、そして大量廃棄により経済発展してきましたが、今世紀はそのような社会から環境を重視した循環型社会へ変わっていこうとしています。養蚕業は幕末以降、工業生産の原料としての繭の大量生産し、その繭を使い、製糸業は生糸を生産、輸出してきました。蚕糸業(養蚕業と製糸業)は日本の経済発展に寄与してきました。
 現在、蚕糸業は単に繭の大量生産から個性的な繊維・織物作成や医薬素材の生産に変わっている最中です。また、「カイコ」は殺虫剤などの農薬に弱く、桑園にはほとんど農薬を使っていません。繭は天然繊維になるわけですし、養蚕業は非常に環境に優しい産業です。当ゼミではクワ、カイコ(繭)を使ってその多目的利用を考えていこうと思っています。
到達基準
1) 大学での学びを理解し、自身の大学生活を俯瞰的に設計できる。
2) 

主な目標(科目別目標一覧対応):
自主性・自律性◯、リーダーシップ/調整能力◯、知の開拓能力◎、プレゼンテーション◯、課題探求、問題解決◎、教養倫理◯
授業内容
第一部:全学共通プログラム
第1回 大学での学び
     農工大の歴史と理念を知る。大学での学びや、アイデンティティの確立と学生生活について考える。
第2回 大学での視野拡張
     研究の国際展開や、専門性を身につけたその先の多様なキャリアパスを考える。
第3回 研究倫理
     研究者の行動規範と研究不正の要点を理解する。引用、盗用、剽窃について考える。
第4回 大学の社会的取り組み
     (講義1)エネルギー教育: 地球温暖化と温室効果ガス排出。CO2排出削減を目指す本学の取り組み
     (講義2)プラスチック廃棄削減に向けた取り組み「プラスチック削減5Rキャンパス」
     (講義3)新型コロナウイルス感染症〜「未来疫学R」からの挑戦
第5回 大学の科学博物館
     大学における知の創造と社会を考え、サイエンスコミュニケーションの導入を学ぶ。

第二部:学部独自プログラム
第6〜8回.日本の蚕糸業の歴史と昆虫利用学の成立を理解し、その総合科学としての意義を知る。
第9〜10回.カイコの生理学について理解し、飼育を試みる。
第11〜12回.製糸、機織りを体験し、製糸業および機織業について理解する。
第13〜15回(集中).東京農工大学科学博物館見学 
履修条件・関連項目
授業時間に加え、本学の標準時間数に準ずる学習時間を使って授業内容の振り返りや予習を行うこと。

学部独自プログラム:毎週のゼミ以外に、東京農工大学科学博物館(小金井キャンパス)を見学する(集中講義)。
テキスト・教科書
必要に応じて授業内で資料や教材を配布します。
参考書
・アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門 (慶應義塾大学出版会) 佐藤望(編著)、湯川武、横山千晶、近藤明彦
・思考を鍛える大学の学び入門ー論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで(慶應義塾大学出版会)井下千以子

・カイコの実験単(日本蚕糸学会編/NTS出版)
・カイコ図鑑(横山岳監修/国土社)

成績評価の方法
全学共通プログラム(25%分): 
毎回の提出課題の充実度を総合的に判断します。設問について、意見や考えを自分の言葉で説明できることが評価のポイントとなります。
学部独自プログラム(75%分):毎回提示される記述の課題を総合的に判断します。
教員から一言
桑・蚕・糸がどのように使われているのか実感してみましょう。
キーワード
桑、蚕、生糸
オフィスアワー
教員にメールで連絡をお願いします。
備考1
備考2
参照ホームページ
http://web.tuat.ac.jp/~kaiko/
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/01/26 17:52:16