科目名[英文名] | |||||
土壌物質動態学 [Water flow and chemical transport in soils] | |||||
区分 | 全学共通教育科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 01FY100236 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
下田 実, 佐々木 一昭 [SHIMODA Minoru, SASAKI Kazuaki] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
知の開拓と自主的な学びへの意識の醸成を目的とした大学導入科目と位置付け、内容に応じて学部、学科、少人数ゼミのクラスなど、様々な授業形態をとります。本科目は、2部から構成されます。 第一部:全学共通プログラム 大学を知り、大学でいかに学ぶかを考えます。本学の理念・歴史と共に、研究活動に関する理解を深め、学びへの意欲を増進すると共に、大学生活をデザインする意義を理解することを目的としています。 第二部:学部独自プログラム 基礎ゼミテーマ:生命科学研究の適切な実施について考えてみよう 私たちが日常的に使用する化粧品や洗剤、毎日摂取している食品、サプリメント、あるいは医薬品の研究開発はどのように行われているのでしょうか。多くの研究において、人への影響を評価するために、実験動物を用いた研究が実施されています。実験動物の中には、マウスやラット、ウサギ、イヌなどの哺乳動物に加え、魚類や昆虫も含まれます。また遺伝子改変動植物を用いた研究など、社会に大きな貢献をすると同時に、本来存在しない動植物が拡散されてしまうリスクも含んでいます。そのような生命科学研究を、安心かつ安全を担保しながら、どう発展させていけば良いのか、そのために研究に従事する者はどのような対策をしなければならないのか、それを考える上で、現場を知り、問題点を探り、そして建設的な未来を予測することが非常に重要です。 この基礎ゼミでは、生命科学研究を取り巻く様々な状況について受講者各自が種々の方面から情報を集めて、発表や議論を行い、問題解決に向けた議論を行います。また、実際の研究の現場を見学したり、体験したりする機会を設ける予定です。 |
到達基準 |
1) 大学での学びを理解し、自身の大学生活を俯瞰的に設計できる。 2) 生命科学研究の抱える課題を、自主的に探求し、問題を解決できる。 ① 研究現場を知る。 ② 国内外でのリスクに関する取り組みを理解する。 ③ 自主的に調査した結果を総合的に俯瞰する。 ④ 調べた結果を適切にプレゼンテーションし、議論する。 主な目標(科目別目標一覧対応): 自主性・自律性◯、リーダーシップ/調整能力◯、知の開拓能力◎、プレゼンテーション◯、課題探求、問題解決◎、教養倫理◯ |
授業内容 |
第一部:全学共通プログラム 第1回 大学を知る(I) 大学の歴史の概略。学長、農学部長、工学部長の講話:「農工大で挑戦してほしいこと」など 第2回 大学を知る(II) 学科長の講話 第3回 大学で学ぶ 高校と大学での学びの違い。履修計画や留学などを含めて、大学生活を俯瞰的に設計する。問いを立てることで深める学問や研究を考える。 第4回 エネルギー教育と安全教育 エネルギー教育:地球温暖化と温室効果ガス排出。CO2排出削減を目指す本学の取り組み。 安全教育:実験活動における危険の概要。安全を守るための行動。化学薬品の危険と廃棄の方法。 第5回 研究倫理 研究者の行動規範と研究不正について概説する。引用、盗用、剽窃について考える。 第二部:学部独自プログラム 第6回 オリエンテーション(アンケート、プレゼンの仕方、担当教員研究室の紹介) 第7回 生命科学研究の実際と抱える問題点を議論する。 第8回 動物を用いた研究の現状と課題を把握する。 第9回 様々な動物の飼育管理、適正飼養を学ぶ。 第10回 研究所の見学 第11回 研究所の見学 第12回 研究現場体験と課題の整理 第13回 プレゼン1回目(3名)、質疑応答 第14回 プレゼン2回目(3名)、質疑応答 第15回 プレゼン3回目(2名)、総合討論 (第6回〜12回は前後する場合があります。詳細はオリエンテーションでお話しします。) |
履修条件・関連項目 |
全学共通プログラム:授業時間10時間に加え、本学の標準時間数に準ずる学習時間を使って授業内容を振り返り、今後の大学生活の設計や履修計画をたてること。 学部独自プログラム:パワーポイントを操作できることが望ましい。ゼミ時間10回に加え、独自に検索した資料を整理し、プレゼン案を構築、プレゼン資料作成を行い、発表してもらいます。また議論に積極的に参加し、自身の見解を整理するとともに、課題解決に向けてまとめ上げていく力を、総合的に評価します。 |
テキスト・教科書 |
全学共通プログラム: 必要に応じて授業内で資料や教材を配布します。 学部独自プログラム: インターネットの利用、図書館の電子ジャーナルでの調査を行うので、特に指定しない。 |
参考書 |
全学共通プログラム: ・アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門(慶應義塾大学出版会)佐藤望(編著)、湯川武、横山千晶、近藤明彦 ・思考を鍛える大学の学び入門ー論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで(慶應義塾大学出版会)井下千以子 学部独自プログラム: ・「医薬品の安全性」長尾拓編 南山堂 |
成績評価の方法 |
全学共通プログラム(25%分): 毎回提示される記述の課題を総合的に判断します。 学部独自プログラム(75%分): 8割以上の出席を単位取得の条件とし、調査・発表・議論参画における積極性の程度50%、プレゼンテーション50%の重み付けで評価する。 |
教員から一言 |
学部独自プログラム: この基礎ゼミにから、社会の安心安全を守るために日夜どのような研究が実施されているのか、生命科学研究の重要性を知ってもらえれば幸いです。 |
キーワード |
全学共通プログラム: 問いを立てる 自律学習 学部独自プログラム:実験動物、遺伝子改変、拡散防止 |
オフィスアワー |
全学共通プログラム: 各担当教員から授業内に案内があります。 学部独自プログラム: 13:00〜17:00(事前にメールでアポを取ってください。)) |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://web.tuat.ac.jp/~mol_path/ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2023/05/25 9:59:07 |