科目名[英文名]
農場実習Ⅰ   [Farming Practice Ⅰ]
区分 全学共通教育科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 通年 
授業形態 通年  時間割番号 01HS1010b
責任教員 [ローマ字表記]
田中 知己, 堀北 哲也   [TANAKA Tomomi, HORIKITA Tetsuya]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
憲法の教科書を見ると、大きく分けて、憲法について検討するための一般理論である「憲法総論」、憲法が保障する自由と権利に関する「基本権(人権)」、政府の権限分配に関する「統治機構」の三つの分野があります。この授業では、日本国憲法の基本原理、立憲主義とは何かを理解し、人権の分野について学び、可能であれば統治機構論についてもふれ、ひいては「憲法に基づいたものの見方」を養うことを目的とします。公的空間へ参与する一市民としての自覚を獲得しましょう。
到達基準
憲法と立憲主義の意義を理解し、説明することができる。人権の意義を習得し、説明することができる。社会問題について法的な知識を応用して、自己の意見を説得的に述べることができる。
授業内容
1 オリエンテーション;憲法とは何か。講義担当者の自己紹介、講義の進め方と講義内容の全体像についての説明等に加え、そもそも憲法とは何かを学びます。
2 国民主権と天皇の地位;日本国憲法の基本的原理の一つとしてなぜ「主権」が挙がるのか、憲法成立の歴史的経緯を含めて学びます。
3 平等権;憲法上の「平等」とはなにか、具体的判例を用いて学びます。
4 思想・良心と信教の自由;個人の良心や信仰がなぜ憲法上保障されるのか、具体的判例を用いて学びます。
5 表現の自由;表現の自由はなぜ憲法上保障されるのか、「保護されない」言論はあるのか、争点を整理します。
6 人身の自由;将来の裁判員候補である受講生が、憲法的に考えるべきことは何であるかを学びます。
7 経済的自由;経済的諸権利が保障される根拠と同時に、制限される場面がいかなるものかを検討します。
8 生存権;「貧困は自己責任」なのか。判例も交えながら憲法的に考えます。
9 教育権・勤労権;憲法上保障される教育と勤労をめぐる諸権利の内容を、具体的判例を用いて学びます。
10 憲法9条と平和主義;政治的、日常的になぜ9条が採り上げられるのか。その歴史と現在について学びます。
11 憲法改正;憲法改正の性格と限界を学び、「改正」を支持する根拠、支持しない根拠を受講生と検討します。
12 参政権・国会;参政権が権利として保障されることの意味を、国会の役割と関連させて学びます。
13 内閣;内閣の憲法上の地位や権限について学びます。
14 裁判所;裁判所の果たす憲法上の役割について学びます。
15 まとめ;講義全体の総括など。
履修条件・関連項目
どなたでも履修できます。
授業はレジュメを中心に進め、適宜、新聞記事や映像等を用います。参考資料や図書は適宜配布・紹介します。予習は自身の関心に沿ってニュースを確認してください。新聞、雑誌、テレビ、インターネット等、媒体は基本的に問いません。復習は、指定の教科書や参考文献などを用いて自分なりに授業の内容を整理し、何が分かったか/分からなかったかを明確にしてください。
テキスト・教科書
第一回講義で複数紹介しますので、それから購入を検討してください。
参考書
概説書的な文献や資料集は第一回講義で紹介します。その他は講義内で用いるたびに紹介します。
成績評価の方法
期末試験(100%)。ただし、講義への積極的参加には加点することがあります。
教員から一言
憲法という言葉を耳にしたことがないという方は、いらっしゃらないと思います。ただ、その具体的中身や、どうしたら自身の日常に憲法的な感覚を取り込めるのか?ということを学ぶ機会は、なかなか得ることができなかったのではないでしょうか。皆様と共に憲法を学び、憲法が保障する基本的人権の尊さについて理解を深めて行ければ幸いです。
キーワード
憲法、立憲主義、民主主義、個人主義、基本的人権
オフィスアワー
授業前後。
備考1

備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/03/31 11:36:42