科目名[英文名]
代謝病・中毒学   [Veterinary Metabolic Diseases and Clinical Toxicology]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01VN2215
責任教員 [ローマ字表記]
佐藤 繁(岩), 岡田 啓司(岩), 岸本 海織   [SATOU Shigeru, OKADA Keiji, KISHIMOTO Miori]
所属 グローバル教育院 研究室   メールアドレス

概要
微生物を取り扱うための基礎となる無菌操作を習得するとともに、実験動物の取り扱い、滅菌・消毒法の理解、培地作製法の習得、細菌の培養・染色・性状検査による同定法の習得、病原細菌の取り扱い法の習得など細菌学で用いられる一般的手技について学ぶ。また、細胞培養法とウイルスの増殖・定量・検出などウイルス学実験に用いられる一般的手技、および感染症等の診断に用いられる主要な血清反応・検査法について学ぶ。また、その原理を理解し手技を習得する。
微生物学実習 I は、専門教育科目のうち病態獣医学科目群に区分される。
本実習は実務経験のある教員による授業科目である。担当教員は民間企業および社団法人の研究所で家畜感染症学・感染症免疫学・感染症診断学の実務を行った経験をもち、その知識・技術を生かした実習を行う。
到達基準
無菌操作技術を習得し、実践できる。実験動物の取り扱い法を習得し、実践できる。滅菌・消毒法の理解し、実践できる。培地作製法(細菌用寒天培地等)、細菌の取り扱い法を習得し、実践できる。細菌の培養・染色・性状検査による同定法を習得し、実践できる。細胞培養法とウイルス増殖法を習得し、実践できる。正常細胞、ウイルス感染細胞観察の基礎技術を習得し、実践できる。主要な血清反応の原理を理解し、その手技を習得し、実践できる。
本科目のディプロマ・ポリシー上の観点:
本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
実習内容:全15回
1)無菌操作の理解と手技の習得(1回)。
2) 普通寒天培地の作製、菌の培養、コロニーの観察、グラム染色(2回)。
3) 抗生物質感受性試験(2回)。
4) 細菌の生化学的性状検査(3回)。
5) バクテリオファージの取り扱いとファージ型別(2回)
6) 酵素免疫測定法(ELISA)による血中抗牛ヘルペスウイルス1型(BHV-1)抗体の検出(1回)。
7) 細胞培養・ウイルス接種・様々な細胞変性効果(CPE)の観察(2回)。
8) 免疫反応(サルモネラ免疫ウサギ血清を用いたスライド凝集反応、ゲル内沈降反応、試験管凝集反応)(2回)。
履修条件・関連項目
微生物学総論を履修中あるいは履修済みであること。
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
獣医微生物学実験マニュアル(原澤亮、本多英一監修:チクサン出版社)
各実習毎にプリント配布、または、資料をオンライン公開。
参考書
微生物学実習提要 東京大学医科学研究所学友会編(丸善)
成績評価の方法
成績評価は、試験、レポート等 90%、実習に取り組む態度 10% 。実習全体の70%以上に出席することが単位の条件である。出席がこれ未満の場合は、評価の対象とならず、単位を得ることができないので、注意する事。
教員から一言
微生物を扱う実習であることを忘れずに。実習室での飲食は厳禁です。白衣、上履きを忘れたものは実習を受けられません。実習に取り組む態度が悪い者、実習を行う上で危険と思われる行為があった場合は実習室から退去してもらうこともあります。
キーワード
無菌操作 滅菌・消毒 細菌の培養・染色・同定 細胞培養とウイルスの取扱 血清反応、抗原・抗体の検出
オフィスアワー
担当教員に E-mail にて連絡して下さい(taniguti@cc.tuat.ac.jp)
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/02/28 9:24:09