科目名[英文名]
フィールド実験実習Ⅰ   [Experiment and practical training on agricultural field I]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 01an3004
責任教員 [ローマ字表記]
佐藤 幹, 伴 琢也, 奥西 智哉, 木元 広実, 吉村 圭司, 藤村 達也   [SATO Kan, BAN Takuya, OKUNISHI Tomoya, KINOTO Hiromi, YOSHIMURA Keiji, FUJIMURA Tatsuya]
所属 農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センター 研究室   メールアドレス

概要
農業微生物学では、土の微生物、家畜と微生物、遺伝子組換えに用いられる微生物、土壌病害、植物に特異的に養分を供給する微生物等に関して、講義する。
到達基準
基本的な微生物学の素養を理解し、農業生産における微生物の機能、どのように農業に利用されているかを説明できる。

本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
1.入門 農業微生物 岡崎伸
  「微生物研究の歩み、微生物の種類」
2.微生物の研究方法(1)岡崎伸
「細菌学的解析」
3.微生物の研究方法(2)岡崎伸
「分子遺伝学的解析」  
4.遺伝子組換えに用いられる微生物(1)鈴木栄
   微生物から植物への遺伝子の移行システムについて
5.遺伝子組換えに用いられる微生物(2)鈴木栄
   遺伝子の移行システムを利用した植物育種について
6. 家畜と微生物(1)青木康浩
 「サイレージ」を農業微生物学的にみる
7.家畜と微生物(2)青木康浩
反芻家畜の消化生理を農業微生物学的にみる
8.土壌病害(1)豊田剛己 
  植物に病気を引き起こす微生物・線虫の種類
9. 土壌病害(2)豊田剛己 
  土壌病害の発生状況とその特徴
10. 土壌病害(3)豊田剛己 
  土壌病害の防除のための様々な取組
11. 土壌病害(4)豊田剛己 
  土壌病害抑止土壌のメカニズム
12. 植物と共生する微生物(1)岡崎伸 
  植物に窒素を供給する微生物
13. 植物と共生する微生物(2)岡崎伸 
  菌根菌、PGPR、エンドファイト
14. 植物と共生する微生物(3)岡崎伸 
  持続的農業と地球環境保全に貢献するバイオ肥料開発の世界・日本の取組
15. まとめ 岡崎伸
  期末試験 
履修条件・関連項目
生物学、化学、微生物学、無機化学、有機化学、細胞生物学、遺伝学、作物学、作物栽培学、土壌肥料学

授業時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
服部 勉・宮下清貴:「土の微生物」、養賢堂.
堀越孝雄・二井一禎編著:土壌微生物生態学、朝倉書店
参考書
土壌微生物研究会編:「新・土の微生物(1) 耕地・草地・林地の微生物」、博友社.
土壌微生物研究会編:「新・土の微生物(2)植物の生育と微生物」、 博友社.
成績評価の方法
出席:講義回数の8割以上で試験を受けることが可能。
レポート:各教員の分担が終了したらレポートが課せられます。
試験:最終講義日に試験を行います。
レポートと試験の配点割合(50%ずつ)
教員から一言
本講義の対象微生物は農業生産に大きく関わっています。漠然と頭にある微生物の働きを、この講義でクリアーにして、今後の卒論研究や、さらに発展した修論研究や社会での仕事等に役立てて貰いたい。
キーワード
土壌微生物、家畜と微生物、遺伝子組換え微生物、土壌病害、共生、根粒菌
オフィスアワー
メールで対応する
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/01/31 12:53:29