科目名[英文名]
園芸学Ⅱ   [Horticultural Science Ⅱ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 通年 
授業形態 通年  時間割番号 01bn2019
責任教員 [ローマ字表記]
殿塚 隆史   [TONOZUKA Takashi]
所属 農学部 研究室 2N404  メールアドレス

概要
本講義では、害虫防除についての基礎的な知識を習得することを目的とする。前半の総論では、基礎昆虫学と害虫との戦いの歴史を導入として、バイオロジカル・コントロール(生物的防除)を含む総合的有害生物管理(IPM)について教授する。後半の各論では、天敵の中でも特に天敵微生物の生物学と寄生蜂などの捕食寄生者を中心に最先端の研究事例を概説する。
到達基準
総合的有害生物管理、バイオロジカル・コントロールーについての概要を理解できる。
必要な基礎知識としての生態学、生理学、進化生物学、分子生物学について理解できる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
1. 応用昆虫学と害虫管理(井上真紀)
1-1. 基礎昆虫学(1)
1-2. 基礎昆虫学(2)
1-3. 基礎昆虫学(3)
1-4. 害虫防除の歴史と総合的害虫管理
1-5. 防除方法 (1)
1-6. 防除方法 (2)
1-7. 害虫管理システム
1-8. 害虫防除戦略

2. 天敵の生物学 (仲井まどか)
2-9. 昆虫の天敵と昆虫病原微生物
2-10. ウイルス学の基礎とコロナウイルスの生物学
2-11. 昆虫ウイルスの感染機構
2-12. バキュロウイルスの進化戦略1
2-13. バキュロウイルスの進化戦略2
2-14. 天敵微生物に対する抵抗性と宿主との共進化
2-15. 寄生蜂の進化戦略
履修条件・関連項目
生態学の基礎知識が必要。関連科目として、植物保護学、昆虫生物学、生物相関学など。
必要な学習時間は、予習・復習(授業外学習)を含め本学の標準時間数に準ずる。
テキスト・教科書
バイオロジカルコントロール 第2版
仲井まどか 日本典秀 編 朝倉書店 ISBN978-4-254-42046-3

応用昆虫学 石川幸男・野村昌史 編 朝倉書店 ISBN978-4-254-42044-9

Classroomから資料をダウンロードして授業に持って来てください。
参考書
「応用昆虫学」「天敵の生態学」「ただの虫」を無視しない農業」など(図書館所蔵)。
また、関連の参考書を授業中に紹介する。
成績評価の方法
井上担当分は、各章ごとにレポートまたは試験(80%)と出席票における質問・コメント(20%)で評価します。
仲井担当分は、毎回の授業毎に課題を出して評価します。試験やレポートはありません。
井上担当と仲井担当分は、それぞれ50点満点で評価して100点満点に合算します。
教員から一言
授業中に紹介する関連の参考書をどんどん読んで自主的に勉強してください
キーワード
応用昆虫学、天敵
オフィスアワー
月曜日13:00〜15:00
備考1
新型コロナウイルス感染拡大の影響によるシラバスの変更については、本科目のクラスルームで確認してください。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/05/22 10:52:55