科目名[英文名]
園芸学Ⅱ   [Horticultural Science Ⅱ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01ch1001d
責任教員 [ローマ字表記]
木村 郁夫   [KIMURA Ikuo]
所属 グローバル教育院 研究室   メールアドレス

概要
物理化学はマクロな対象を主に取り扱う「化学熱力学」とミクロな対象を主に取り扱う「量子化学」から成り立つ。この講義では、「化学熱力学」と「量子化学入門」を取り扱う。身近な現象を例として用い、化学熱力学と量子化学の概要について学ぶ。
到達基準
〔化学熱力学〕
(1)巨視的(マクロ)な物質の状態を定める温度・圧力・体積について理解できる。
(2)温度・圧力・体積変化に伴う、物質の状態変化について理解できる。
(3)熱力学的な性質が示す様々な法則を通して、エントロピーおよび自由エネルギーの概念を理解できる。

〔量子化学〕
(1) 波動性と粒子性の二重性について説明することができる。
(2) シュレーディンガーの波動方程式が組み立てられる。 (3) 原子・分子内の電子配置が記述できる。
授業内容
各回の講義内容は、以下のとおりです。
第1回から第10回では「化学熱力学」、第11回から第14回では「量子化学」を取り扱います。
各回に、講義内容に関する理解度を高めるための演習問題を出題します。
第6回の講義時に、中間レポート課題(化学熱力学の前半の内容)を出題します。
第1回: 理想気体の状態方程式と気体分子運動論
第2回: 分子の内部エネルギーと気体分子の速度分布
第3回: 熱力学第一法則1:熱力学的過程とエンタルピー
第4回: 熱力学第一法則2:熱化学方程式
第5回: 熱力学第二法則1:エントロピーとカルノーサイクル
第6回: 熱力学第二法則2:化学平衡
第7回: 純物質の相変化:三態と相図
第8回: 相平衡と自由エネルギー
第9回: 溶液のモル分率と相平衡
第10回: 束一的性質と化学ポテンシャル
第11回: 前期量子論
第12回: シュレーディンガーの波動方程式
第13回: 原子の量子論
第14回: 分子の量子論
第15回: まとめ (期末試験)
履修条件・関連項目
履修条件は設けない。授業時間30時間に加え、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。
テキスト・教科書
アトキンス「物理化学 (上)」
参考書
成績評価の方法
以下の(1)から(3)によって評価します。
(1)講義中に出題する演習(15%)
(2)中間レポート(20 %)
(3)期末試験(65%)
教員から一言
DXを活用、予習を行ってくることを前提とします。
授業当日は、簡単な復習と質問の受付を行い、相互的な授業を予定しています。
キーワード
〔化学熱力学〕 状態方程式,エンタルピー,エントロピー,化学平衡 〔量子化学〕 波動性と粒子性、ドブロイ波、シュ レーディンガーの波動方程式、波動関数
オフィスアワー
備考1
本科目の講師:片島拓弥(窓口担当:宮田真路)
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/04/12 17:52:08