科目名[英文名]
応用生物科学共通実験Ⅰ   [Fundamental Laboratory Work of Applied Biological ScienceⅠ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01en3055
責任教員 [ローマ字表記]
多羅尾 光徳   [TARAO Mitsunori]
所属 グローバル教育院 研究室   メールアドレス

概要
環境アセスメントは、開発事業によって引き起こされる環境や社会への影響を事前に予測・評価し、意思決定に反映させるための有用なツールである。本講義では、環境アセスメントの理念、制度、方法論などの基礎的事項を理解するとともに、現実社会での取り組みについて、具体事例を通じて学ぶ。なお本科目には、JICA(国際協力機構)で環境社会配慮の実務を長年経験した講師による授業など、実務経験のある教員が担当する授業が含まれます。
到達基準
(1)環境アセスメントとは何かを説明できること。
(2)スクリーニングとスコーピングの目的と方法を理解すること。
(3)簡易アセスとミニアセスの意義と実際を理解すること。
(4)アセスの要件と国内外のアセス法制度の概要について理解すること。
(5)調査・予測・評価の具体的手法とその問題点について理解すること。
(6)SEAの概念と国内外の実態について理解すること。(7)国際協力におけるアセスの役割を理解すること。

ディプロマ・ポリシー上の観点については,本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
金曜4限(14:45-16:15)

第1回  オリエンテーション、アセスメントとは何か  (錦 澤)
第2回  日本の現行法制度       (杉 本)
第3回 スクリーニングとスコーピング     (杉 本)
第4回  環境影響の予測・評価(公害関連項目)(錦 澤)
第5回 参加とコミュニケーション     (飯 塚)
第6回 代替案評価(HEPを例に)    (田 中)
第7回 影響の予測・評価(自然)       (田 中)
第8回 影響の予測・評価(景観) (田 中)
第9回 都市開発による環境影響と緩和方策  (長 岡)
第10回 環境アセスメントと大規模開発 (長 岡)
第11回 自治体によるアセスメント、小テスト (杉 本)
第12回 諸外国の制度と戦略的環境アセスメント(錦 澤)
第13回 再生可能エネルギーと環境アセスメント(錦 澤)
第14回 国際協力における環境社会配慮     (村 瀬)
第15回 まとめ                (錦 澤)

履修条件・関連項目
予習・復習を行うこと。
本学の標準時間数に準ずる。
テキスト・教科書
特になし
参考書
環境アセスメント学会:『環境アセスメント学入門』、恒星社厚生閣、2019, 188p.
原科幸彦:『環境アセスメントとは何か』岩波新書、2011
田中 章:『HEP入門 (新装版)―〈ハビタット評価手続き〉マニュアル―』、朝倉書店、2012
成績評価の方法
第11回講義で行う小テスト(30点)、授業中の課題・小レポート(70点)
教員から一言
環境アセスメントは持続可能な社会実現の重要なツールの一つであり、現実社会において、行政担当者、コンサルタント、NGOなど、多様な主体が関与する分野である。国際的な広がりもあり、今後も発展していく領域である。卒業後の進路として公務員や環境アセスメントに従事することを目指す学生にとっては、特に有用な知見が得られるだろう。
キーワード
環境アセスメント、市民参加、戦略的環境アセスメント
オフィスアワー
授業の前後、又は、メールで相談を受けます(アドレスは下記の錦澤宛てにお願いします)。
備考1
問い合わせアドレス:nishikizawa.s.ab@(アットマーク)m.titech.ac.jp 
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/01/25 11:40:26