科目名[英文名]
食品製造学   [Food Processing]
区分 全学共通教育科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等 生物生産学科, 応用生物科学科, 環境資源科学科, 地域生態システム学科  対象年次 3  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01hs3005
責任教員 [ローマ字表記]
小林 徹, 芳賀 尚樹   [KOBAYASHI Tohru, HAGA Naoki]
所属 グローバル教育院 研究室   メールアドレス

概要
現代においては、様々な地球的諸問題が提起されています。今年度は次の三つのテーマについて検討を行います。第一に、核兵器禁止条約が発効し、核・平和問題の意義がより一層問われています。ここでは核軍縮の歴史を確認し、核廃絶への道筋を明らかにします。第二に、国際社会の安全保障にも影響を及ぼす「日米同盟」の問題を取り上げます。日米安全保障条約及び地位協定の歴史を振り返り、その現在と米軍基地の存在を問います。第三に、構造的暴力と平和というテーマを扱います。飢え・環境問題・差別による暴力の問題を認識し、その原因と解決のための手段を考えます。


到達基準
現在の他の地球的問題群、例えば気候変動や地球温暖化の問題、人権問題、移民・難民問題、人と自然との共生の問題などと併せて、前記の三つのテーマを日常生活において自分自身の問題として考え行動するための、平和意識を育んでいくことを目的とします。

ディプロマ・ポリシー上の観点については、本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
1 イントロダクション―平和創造への道案内 
2 核兵器問題とは何か 
3 “永遠平和のために” 
4 核兵器禁止条約への道 
5 核兵器禁止条約の意義と内容 
6 核廃絶から軍備撤廃へ 
7 「日米同盟」とは何か 
8 日米安保体制の成立 
9 日米安保体制の展開 
10 日米地位協定と基地問題 
11 戦争の不在から暴力の不在へ―〈平和〉概念の拡張 
12 構造的暴力と積極的平和 
13 開発と環境 
14 戦争及び武力紛争下における女性への暴力 
15 今後の国際社会と日本  
履修条件・関連項目
本学の標準時間数に準ずる。
テキスト・教科書
なし
参考書
・山田朗・師井勇一編『平和創造学への道案内』(法律文化社、2021年) 
・岡本三夫・横山正樹編『平和学の現在』(法律文化社、1999年) 
・憲法研究所・上田勝美編『平和憲法と新安保体制』(法律文化社、1998年) 
・家正治・川岸繁雄・金東勲編『国際機構〔第3版〕』(世界思想社、1999年) 
・家正治編『新版 国際関係』(世界思想社、2000年) 
・澤野義一『非武装中立と平和保障』(青木書店、1997年) 
・西川潤『南北問題―世界経済を動かすもの―』(日本放送出版協会、1979年) 
・鶴見和子・川田侃編『内発的発展論』(東京大学出版会、1989年) 
・田畑茂二郎『国際化時代の人権問題』(岩波書店、1988年) 
・田畑茂二郎・竹本正幸・松井芳郎・薬師寺公夫編『国際人権条約・宣言集〔第2版〕東信堂、1994年) 
・宮本憲一『環境経済学 新版』(岩波書店、2007年) 
・カント『永遠平和のために』(岩波文庫、1985年) 
・ガルトゥング『構造的暴力と平和』(中央大学出版部、1991年) 
成績評価の方法
レポート提出による(100%)
教員から一言
質疑応答、議論など、積極的な授業参加。
キーワード
国際平和、戦争・紛争と平和的解決、核廃絶
オフィスアワー
授業後、その教室で。メールのやり取りで。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/02/02 11:26:14