科目名[英文名]
応用生物科学専門実験Ⅱ   [Laboratory Work of Applied Biological Science Ⅱ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 01ph1001c
責任教員 [ローマ字表記]
四方 俊幸   [SHIKATA Toshiyuki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
 自然現象はさまざまな要因が絡まり合った複雑なものである。しかし、その枝葉の部分を取り去って幹の部分に注目すれば(抽象化)、それは簡単な基本法則で説明することができる。このようにして多様な自然現象の共通する本質をとらえ、体系的に説明するのが物理学という学問である。この講義では、我々の生活や環境に満ちあふれている物体の運動をとりあげる。一見して、止まっているように見える物体であっても、そこには物理の法則があり、すべての物体は運動をしていると言える。農学や環境分野においても、ミクロな分子や細胞レベルから、マクロな地域や全地球レベルまで、力学の法則により運動が起こり、現象として我々の実験や観測として目に見えるものとなる。本講義では力学を学び、これら物体の運動現象の本質を分析し基本法則に基づいて,エネルギーなどの物理の応用的側面を理解することを目的とする。これは農学分野においても、現象を基本法則をもとに理解してゆくという物理的思考方法の取得や、現象を定量的に説明する科学的なものの考え方を取得する場でもある。
到達基準
物理現象の基本法則やその考え方を理解し、物体の運動を運動方程式=微分方程式により記述でき、解けるようになること。さらに、農学や環境分野への応用展開を理解できること。
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/

授業内容
<授業内容>
1.物理学の法則と物理量,ベクトル,座標系
2.物体の運動
3.運動量,さまざまな力,運動の法則
4.仕事とエネルギー(1)
5.仕事とエネルギー(2),運動方程式の解き方
6.地球の重力による落下運動
7.振動(1)
8.振動(2),力のモーメントと角運動量
9.中心力による運動
10.質点系の力学
11.剛体の力学
12.剛体の平面運動
13.座標変換
14.自転する地球表面で観測する運動
15.期末試験
履修条件・関連項目
本学の標準時間数に準ずる予習復習を行うこと
テキスト・教科書
プリントを配布
参考書
原康夫 物理学基礎 第5版 学術図書出版社
成績評価の方法
毎回の小テスト(50%),期末テスト(50%)
教員から一言
物体の運動を記述する運動方程式は微分方程式に他なりません。また、運動の記述にはその運動に適した座標系を適宜使用します。そのため,本講義では微分積分、ベクトルの知識が不可欠です。高校物理と異なり、これらの微分積分、ベクトルによる記述で講義を進めていきます。
キーワード
オフィスアワー
事前にメールでアポイントを取ること
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/02/28 20:41:19