科目名[英文名]
地圏環境学   [Terrestrial Environmental Sciences]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 01rn3056
責任教員 [ローマ字表記]
畠山 雄二   [HATAKEYAMA Yuji]
所属 グローバル教育院 研究室 1号館4階411部屋  メールアドレス

概要
リモートセンシングは,地理空間情報を効率的に収集するツールの一つで,様々な物質や物体が各種電磁波を反射・放射・透過・伝搬する特性から,大気や地表で起こる様々な現象や状態を非接触で推定する技術である。講義では,センサが観測する電磁波の種類,大気や地表面を構成する物体・物質の電磁波に対する特性,地球観測衛星に搭載される各種センサが観測する画像データを解析する上での基礎を学ぶ。さらに,都市・農村・森林における様々な地域の課題に対するリモートセンシング技術の応用可能性について考える。

本科目は,実務経験のある教員による授業科目である。担当教員は測量士の国家資格を持ち,地理空間情報の計測および解析の経験を持つ。授業では,基本原理加え,実務レベルでの最新技術の動向についても紹介する。
到達基準
〇電磁波の種類と反射特性/放射特性,センサの種類,各種センサの観測原理について理解できている
〇衛星画像(マルチスペクトル画像)から地表面の状態を識別できる
〇地表面の状態や,それらの時間的変化を定量的に把握するための衛星画像解析について,基礎知識が備わっている

本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
1.ガイダンス:空間情報学とリモートセンシング
2.リモートセンシングの概要と歴史
3.リモートセンシングの基礎:電磁波の種類/放射の基本量と基本則
4.各種センサとプラットフォーム
5.分光反射特性:ものの見え方・認識
6.デジタル画像とは:標本化と量子化
7.画像でみる分光反射特性:マルチスペクトル画像のカラー合成・画像間演算処理
8.衛星画像の前処理:放射量補正と幾何学的補正
9.中間テスト
10.衛星画像解析①:バンド間演算/植生指数
11.衛星画像解析②:時系列解析
12.衛星画像解析③:土地被覆分類
13.リモートセンシングの応用分野:陸域
14.リモートセンシングの応用分野:大気・気象
15.期末テスト/課題
履修条件・関連項目
関連分野:測量学,空間情報学,GIS
授業時間30時間と課題作成にかかる時間に加え,配布した講義資料や参考書を参照し,本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
A4用紙数枚程度(pdf)をGoogle Classroomにて配布します。
参考書
図解リモートセンシング 日本リモートセンシング研究会 (社)日本測量協会
成績評価の方法
平常点20%,テスト・課題80%の総合評価
教員から一言
人の眼には見えない地球のさまざまな姿を,リモートセンシング技術を通して楽しんでください!
キーワード
オフィスアワー
質問等は,授業終了後,またはメールにて受け付けます。
備考1
測量士補認定のための必修科目です
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/06/08 17:24:59