| 科目名[英文名] | |||||
| 線形代数学Ⅰ [Linear Algebra Ⅰ] | |||||
| 区分 | 専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
| 対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 後学期 | |
| 授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 02a3688 | ||
| 責任教員 [ローマ字表記] | |||||
| 北川 洋 [KITAKAWA Yoh] | |||||
| 所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス | ||
| 概要 |
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Google Classroom code: 62ivkin 未来の無線通信システムとなるB5G、6Gには,様々な技術(OFDM, MIMO等)が多数使用されています。それらの技術は、情報理論、線形システム、信号処理を基礎としています。本講義では、特に移動通信(スマートフォーン等)を想定し、情報理論、線形システム、信号処理を応用して、無線通信システムの基礎構成要素、それらの設計及び最適化、そして無線通信システムの評価・検証方法を学ぶ。 |
| 到達基準 |
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-無線通信の構成要素、システムの理解 -ディジタル無線通信の数式モデル ベースバンド・離散時間信号モデルの理解 -無線通信の重要課題:マルチパスフェージング(特にメカニズム)の理解 -無線通信の評価方法(SNR, BER)の理解 |
| 授業内容 |
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0. 講義の説明 1. 簡単な無線通信の例 ‐変調方式、復調方式 ‐最適な受信方法を理解する(基礎知識:最尤判定法、確率密度関数) 2. マルチパスフェージング ‐3つのステップでマルチパスフェージングを理解する ‐ステップ1:自由空間・受信機固定 ‐ステップ2:自由空間・受信機移動 ‐ステップ3:反射波あり・受信機移動 3. 通信路のモデル化 ‐3つのステップでディジタル無線通信用の通信路モデル化を行う ‐パスバンド・連続時間信号モデル ‐ベースバンド・連続時間信号モデル (基礎知識:フーリエ変換、サンプリング定理) ‐ベースバンド・離散時間信号モデル ‐通信路の評価 ‐時間軸:ドップラースプレッド、コヒーレント時間 ‐周波数軸:遅延広がり、コヒーレント帯域 4. 通信の評価 ‐SNR(Signal to Noise power Ratio)、BER(Bit Error Rate) ‐BER(Bit Error Rate) ‐AWGN(additive white Gaussian noise)環境でのBER ‐マルチパスフェージング環境でのBER |
| 履修条件・関連項目 |
| ディジタル信号処理,フーリエ変換,サンプリング定理,畳み込みを理解していることを前提としていますが、一応、講義の中でも復習します。 |
| テキスト・教科書 |
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特になし |
| 参考書 |
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David Tse and Pramod Viswanath "Fundamentals of Wireless Communication, " Cambridge University Press, 2005. 高畑 文雄 "ディジタル無線通信入門 (情報数理シリーズ)" 培風館 (2002/06) |
| 成績評価の方法 |
| 授業参加,レポート,授業中の質疑・発表,定期試験の成績から評価する. |
| 教員から一言 |
| 最先端の無線通信技術の本質が分かるように,講義を進めて行きたいと思います。また,学生さんが自ら考え,積極的に質問・議論をして,互いに切磋琢磨出来る講義を目指したいと思います。そこで、出席した学生さんが議論・質問しやすい環境づくりを目指した講義スタイルも目指しております。 |
| キーワード |
| デジタル無線通信技術,フェージング、ベースバンド信号 |
| オフィスアワー |
| 随時 |
| 備考1 |
| 備考2 |
| 参照ホームページ |
| 開講言語 |
| 日本語 |
| 語学学習科目 |
| 更新日付 |
| 2023/04/11 11:49:08 |