科目名[英文名]
水文学   [Hydrology]
区分 専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 02c1313
責任教員 [ローマ字表記]
大川 領   []
所属 国際センター 研究室   メールアドレス

概要
【目的】 有機化学は、有用な有機化合物を合成するための基礎として重要であるばかりでなく、有機物質の関与するあらゆる科学技術の基盤となる学問である。本科目は、有機化学ⅠからⅣの4科目からなる連続した講義の一部であり、他の3科目と併せて履修することにより、有機化学の基礎を身につけることができる。有機化学Ⅱは、学科のディプロマポリシーのBを身につけるために重要な役割を果たす。
【概要】 この科目ではアルケン・アルキン・ベンゼン・共役ジエン・ハロゲン化アルキル・アルコール・アミンなどの重要な有機化合物をとりあげ、その構造や性質、特徴的な反応について解説する。また有機化学における重要な概念である「付加反応」や「芳香族性」、「速度支配と熱力学支配」、「求核置換」、「脱離反応」について学ぶ。

【クラスコード】lja3okt
到達基準
本講義で取り扱う各種有機化合物の構造・性質・反応性といった事柄や、速度支配と熱力学支配・共鳴・芳香族性などの有機化学における重要な概念を理解することで、様々な化学物質を混合した場合に何がどのように起こるかを説明できるようになる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください。
授業内容
第1回  アルケンの反応・付加反応の立体化学(その1)
     アルケンへの付加反応(カルボカチオン経由、アルコールの付加)
第2回  アルケンの反応・付加反応の立体化学(その2)
     アルケンへの反応(ヒドロホウ素化、ハロゲン付加、エポキシ化、
     オゾン分解、水素添加等)     
第3回  アルケンの反応・付加反応の立体化学(その3)
     反応の選択性について(含立体化学)
第4回  アルキンの反応(その1)
     アルキンの命名と物理的性質、アルキンへの各種付加反応
第5回  アルキンの反応(その2)& 非局在化電子が安定性,pKa,および反
     応生成物に及ぼす効果(その1) 
     アルキンのs性と合成化学的利用 & ベンゼン・ジエン類の物理的性質
     (その1:共鳴に重点)
第6回  非局在化電子が安定性,pKa,および反応生成物に及ぼす効果
     (その2)  
     ベンゼン・ジエン類の物理的性質(その2:分子軌道に重点)
第7回  非局在化電子が安定性,pKa,および反応生成物に及ぼす効果
     (その3)  
     ベンゼン・ジエン類の物理的性質(その3:反応への応用に重点)
第8回  前半内容まとめ
     中間試験
第9回  ハロゲン化アルキルの置換反応(その1)
     SN1とSN2反応の基礎
第10回 ハロゲン化アルキルの置換反応(その2)
     SN1とSN2反応の応用
第11回 ハロゲン化アルキルの脱離反応・置換反応と脱離反応の競争(その1)
     E1とE2反応について
第12回 ハロゲン化アルキルの脱離反応・置換反応と脱離反応の競争
     (その2)& アルコール,エーテル,エポキシド,アミン、および
     チオールの反応(その1)
     置換反応と脱離反応について & アルコールの反応(その1)
第13回 アルコール,エーテル,エポキシド,アミン、およびチオールの反応
     (その2)
     アルコールの反応(その2)& エーテルの反応、エポキシドの反応
     (その1)
第14回 アルコール,エーテル,エポキシド,アミン、およびチオールの反応
     (その3)
     エポキシドの反応(その2)& アミン・チオールの反応
第15回 後半内容まとめ
     期末試験
履修条件・関連項目
有機化学Ⅰを受講済みであることが条件である。授業時間30 時間に加え、使用している教科書や適切な参考書を使って、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
ブルース著「有機化学 上(第7版)」を使用する。
参考書
上記の教科書は充実した内容を持っているので、特に参考書が必要になることはない。ただし、分子模型は学習の助けとなるので、購入・利用を勧めたい。
成績評価の方法
学習の達成度は中間試験(50%)と期末試験(50%)の結果を総合して判定する。

なお、2020年度の成績は、S (9%)、A (22%)、B (37%)、C (22%)、D (10%)であった。
教員から一言
講義は、1回当たり15-20ページ程度進むため、重要な項目や理解することが困難な内容の解説が重点的に行われる。そのため、「履修条件・関連事項」にもあるように、教科書のきちんとした予習ならびに復習が、効率的な学習を実現するために重要である。
キーワード
アルケン、アルキン、付加反応、置換反応、脱離反応
オフィスアワー
教官が在室していれば、質問等随時対応する(教員居室:1号館S209号室)
備考1
備考2
参照ホームページ
http://web.tuat.ac.jp/~akio-sai/index.html
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/07/13 14:00:12