科目名[英文名]
機器分析学 Ⅰ   [Instrumental Analytical Science I]
区分 全学共通教育科目  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 02l0001
責任教員 [ローマ字表記]
星野 義延, 竹本 太郎, 辰己 賢一   [HOSHINO Yoshinobu, TAKEMOTO Taro, TATSUMI Kenichi]
所属 農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センター 研究室   メールアドレス

概要
Google Classroom CODE: c57bnt7
(出欠・資料配布・演習提出・その他連絡はすべてClassroom経由で行う。)

大学での学びに必要な文章力、思考力の養成を目的とし、大学導入科目として位置づける。講義による授業のほか、様々な考え方を共有し思考を深めるグループワークや文章作成の演習、課題作文などを通して実践的に以下の内容を学ぶ。
1.理系学生に必要な文章作法とは
2.クリティカルシンキングを身につける:「主体的に考える力」と「根拠の確かさ」
3.問題を解決に導くための考え方の基礎を学ぶ 
4.データを基に議論を展開させるエクササイズ
5.論理的な文章の書き方を身につける
到達基準
1.論理的・批判的思考を促し、相手に伝わるように伝える文章力を身につける
2.主体的な学びの礎となる能力を鍛える

主な目標(科目別目標一覧対応):
文章理解◎、文章表現◎、教養倫理◯
授業内容
第1回
理系のための文章作成。読者を意識する。問われているものの本質を意識する
・ 科学的活動では、研究することと同様に、研究内容をどう伝えるかが重要であることを認識する
・ 読者の身になって、読者が必要としている情報を、わかりやすく伝えることを意識する。
・ 求められている課題に適切に応えているかを考える

第2回 
内容を吟味する
・ 問題を論じる時に必要なステップを確認する
a) なにが問題なのかを明確にし、主題文を作成する
b) それについて確実にわかっているのはどんな点かを明らかにする
c) よくわかっていなくて調べる必要があるのはどんな点かを明らかにする
・イントロダクション(序論)を書く

第3回
構成を考える
・全体の構成:重点先行主義
・パラグラフの構成:「主張(トピックセンテンス)+根拠+まとめ」の型を身につける
・構成案を作成し一貫性のある文章を目指す。
・引用時の作法

第4回
データをもとに主張する。
・根拠の確かさの検証
・図、表等を提示する方法

第5回
根拠の信頼性を吟味する。文章を工夫する
・データが根拠として適切か考える(クリティカルシンキング)
・多角的な視点から論点を分析できているかを確認する
・レポートにふさわしい文章
・明快かつ簡潔でわかりやすく、説得力のある文章

第6回
プレゼンテーションスライドを作成する
・プレゼンテーションスライド作成のステップ
・良いプレゼンテーションを行うための留意点

第7回
発表をする、発表を聞く。文章を推敲する(ルーブリック評価)
・コメントと質問の仕方
・発表
・情報を効果的に説得力を持って伝えられているかを確認し推敲する

第8回
推敲の続き。総括
・文章のピアレビュー(ルーブリック評価)
・文章作成のステップのおさらい
履修条件・関連項目
授業時間16時間や課題作文作成時間計5時間程度に加え、テキストや参考書を用いて本学の標準時間数に準ずる予習復習を行うこと。
テキスト・教科書
ガイドブック配布
参考書
「理科系の作文技術」木下是雄
「数学文章作法」(基礎編・推敲編)結城浩
"The Little, Brown Handbook" 8th edition, H. Ramsay Fowler and Jane E. Aaron
成績評価の方法
2回(時期については授業内で説明)の課題作文の評価(主張の明晰さ・論理展開・根拠の確かさ等)(70%)、授業やグループワークへの参加度(30%)をもとに総合的に判断する。
教員から一言
キーワード
文章作法、批判的思考、論理的文章
オフィスアワー
授業前後の時間に質問を受け付けます。
備考1
新型コロナウイルス感染の影響による授業スケジュール等の変更については、本科目のクラスルームでご確認ください。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/02/20 9:47:37