科目名[英文名]
水溶液化学   [Aqueous Solution Chemistry]
区分 全学共通教育科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 02l0007
責任教員 [ローマ字表記]
五味 高志   [GOMI Takashi]
所属 生物システム応用科学府 研究室   メールアドレス

概要
知の開拓と自主的な学びへの意識の醸成を目的とした大学導入科目です。本科目は、2部から構成されます。

第一部:全学共通プログラム
大学を知り、大学でいかに学ぶかを考えます。本学の理念・歴史と共に、研究活動に関する理解を深め、学びへの意欲を増進すると共に、大学生活をデザインする意義を理解することを目的とします。
クラスコード:am22psc

第二部:学部独自プログラム
科学は工学を学ぶ上で不可欠な学問である。科学は、高等学校までのカリキュラムでは、物理・化学・生物・地学などに細分化して講義されるが、大学では全てを統括したグローバルな学問領域という観点から学ぶことが必須である。本科目は、物理・化学・生物および情報、安心安全、環境などを複合化させた実験項目にしたがい、理数系大学に必要な「分野融合させた真の科学に触れる」ことを目的としている。将来、所属学科で専門領域を深化させるために何が必要なのかを実働実験を通じて理解してもらいたい。
クラスコード:jkwx24v
到達基準
1) 大学での学びを理解し、自身の大学生活を俯瞰的に設計できる。
2) 生命工学関連分野の研究を行う上で必要な基礎技術を習得するとともに、分野融合させた実験を体験することでグローバルな視野を身につけること。また、本実験を通して、実験に対する心構えやレポートの書き方など、研究を行う上で必要な基礎能力を身につけること。

主な目標(科目別目標一覧対応):
自主性・自律性◯、リーダーシップ/調整能力◯、知の開拓能力◎、プレゼンテーション◯、課題探求、問題解決◎、教養倫理◯
授業内容
第一部:全学共通プログラム
第1回 大学での学び
    農工大の歴史と理念を知る。大学での学びや、アイデンティティの確立と学生生活について考える。
第2回 大学での視野拡張
    研究の国際展開や、専門性を身につけたその先の多様なキャリアパスを考える。
第3回 研究倫理
    研究者の行動規範と研究不正の要点を理解する。引用、盗用、剽窃について考える。
第4回 大学の社会的取り組み
    (講義1)エネルギー教育: 地球温暖化と温室効果ガス排出。CO2排出削減を目指す本学の取り組み
    (講義2)プラスチック廃棄削減に向けた取り組み「プラスチック削減5Rキャンパス」
    (講義3)新型コロナウイルス感染症〜「未来疫学R」からの挑戦
第5回 大学の科学博物館
    大学における知の創造と社会を考え、サイエンスコミュニケーションの導入を学ぶ。

第二部:学部独自プログラム
工学基礎実験は生命工学関連の研究を行う上で必要な基礎技術を身につけるための基礎編と工学の分野融合させた応用編の2種類の実験課題に取り組む。詳細なオリエンテーションとこれらの実験を通じて、学部1年生後期以降の実験に必要な基礎技術の習得と工学分野で活躍するために必要な広い視野の育成を目的とし、下記の項目について実習を行う。それぞれの項目では、3〜4名の班に分かれて実験を実施する。また、一連の実験実習を通じて、科学情報の取扱、実験に対する心構えやレポートの書き方など、研究を行う上で必要な基礎能力を身につけられるようにする。

【第6回】全体ガイダンス(安全講習、研究倫理講習、レポートの書き方)
【第7回】基礎編 1. 天秤①
【第8回】基礎編 1. 天秤②
【第9回】応用編 5. DNA鑑定①
【第10回】応用編 5. DNA鑑定②
【第11回】基礎編 2. コンピュータの基礎(Excel)①
【第12回】基礎編 2. コンピュータの基礎(Excel)②
【第13回】基礎編 3. pHメーター①
【第14回】基礎編 3. pHメーター②
【第15回】基礎編 4.分光光度計①
【第16回】基礎編 4.分光光度計②
履修条件・関連項目
全学共通プログラム:授業時間に加え、本学の標準時間数に準ずる学習時間を使って授業内容の振り返りや予習を行うこと。
学部独自プログラム:工学部全学科必修科目
テキスト・教科書
全学共通プログラム: 必要に応じて授業内で資料や教材を配布します。
学部独自プログラム: 専用のテキストを学期始めに頒布する。
参考書
全学共通プログラム:
・アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門 (慶應義塾大学出版会) 佐藤望(編著)、湯川武、横山千晶、近藤明彦
・思考を鍛える大学の学び入門ー論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで(慶應義塾大学出版会)井下千以子

学部独自プログラム:
テキストの各実験項目に掲載されている。
成績評価の方法
全学共通プログラム(16%分): 
毎回の提出課題の充実度を総合的に判断します。設問について、意見や考えを自分の言葉で説明できることが評価のポイントとなります。

学部独自プログラム(84%分): 実験活動、実験ノート、レポート課題等による総合評価。以下に相当する場合は、本科目評点がDとなる: ①正当な理由のない欠席、②度重なる遅刻、③実験実働不参加、④安全指針遵守違反、⑤1点以上のレポート未提出、⑥レポート提出期日のはなはだしい遅れは未提出として扱う、⑦その他実験テキストにて禁止されている事項に該当する場合。詳細は初回オリエンテーション時に説明する。
全日程終了後に成績評価を行う。
教員から一言
実験はただ漫然と出席していれば単位が取得できると勘違いされていることが多い。実験は『科学総合科目』であり、①テキスト・その他参考書をよく読んで理論・背景を理解し、②実験実働を行い、③実験結果に関し考察してレポートにまとめる、などの一連の作業が要求される。さらに、実験の準備・後片付け、実働実験中の参加度・態度などに関しても一定の規範を求められる。
キーワード
全学共通プログラム: 自律学習 研究倫理
オフィスアワー
全学共通プログラム: 質問やお問い合わせは、Googleクラスルームのコメント機能でご連絡ください。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2023/04/12 17:58:05