科目名[英文名]
熱工学   [Thermal Engineering]
区分 専門科目  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 34  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 02l3157
責任教員 [ローマ字表記]
梶 光一   [KAJI Koichi]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
クラスコード:m3ujfj6
〈目的〉
細胞再生工学では、細胞移植治療を始めとする再生誘導治療を実現させるための技術などについて学ぶ。細胞再生工学は、生命工学の専門分野の基礎から応用となる科目で、専門科目として位置づけられている。本講義では、様々な移植治療に関わる最新の現状について理解することを目的としている。
細胞医工学では、ミトコンドリアを対象として、その改変や移植により細胞機能を回復させている例を紹介する(ミトコンドリア工学)。ミトコンドリアは多くの疾病と関連した細胞内器官であり、その利用には、生命工学で用いられる様々な技術が利用されている。生命工学の観点から、ミトコンドリアをどのように利用するかを解説する。
〈概要〉
細胞再生工学では、実務経験のある教員が担当する授業が含まれる。細胞再生の基礎となる幹細胞から、様々な移植治療に関わる最新の研究内容について講義する。また、複数の企業等から細胞再生を治療等に直接携わった経験のある方を非常勤講師として招いて講義する。講義中に適宜、資料を配布するので、講義中だけではなく、予習・復習にも活用してほしい。
細胞医工学は、細胞の挙動をコントロールして医療に役立てる技術とその応用法の開発を行う、新しい学問分野である。 ミトコンドリアは、がん、神経変性疾患、酸化ストレス、虚血再灌流障害(臓器移植や心筋梗塞など血流が止まった後、血流を流した後に起こる障害)、免疫、炎症など非常に多岐に渡る疾病と密接に関わっている。これらの疾病で見られる細胞機能の異常を、どのように抑えていくのか、ミトコンドリアに着目した例を紹介する。また、オルガネラ移植という新しい試みについて考察する。
到達基準
細胞再生に関する最新研究の内容と問題点について理解できる。
本科目は、ディプロマポリシーの観点B, Cに対応づけられている。
授業内容
第1回 細胞再生工学総論
第2回 基礎細胞再生工学(1)形質転換細胞作製技術
第3回 幹細胞の未分化制御
第4回 造血幹細胞移植
第5回 クローン動物、細胞のエピジェネティック
第6回 iPS細胞の利用
第7回 軟骨再生
第8回 毛根再生
第9回 細胞医工学概論
第10回 電子伝達系と超複合体
第11回 活性酸素と酸化ストレス
第12回 膜構造と融合分裂
第13回 タンパク質輸送とマイトファジー
第14回 ミトコンドリア移植・投与療法
第15回 細胞医工学 まとめ
履修条件・関連項目
細胞再生工学は、生物学基礎、基礎生物化学、基礎分子生物学、生命化学I、II、分子生物学I、II、細胞生物学I、II、レギュラトリーサイエンスを予めあるいは同時に履修しておくことが望ましい。
細胞医工学は、上記に加え、物理学I〜III、生命物理化学I、II、機器分析学、先端機器分析学を履修しておくことが望ましい。授業時間30時間に加え、毎回の授業で配布した資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行なうこと。
テキスト・教科書
適宜プリントを使用する。
参考書
授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法
レポート(100%)により評価を行う。
教員から一言
これからの医療に必要なものについて考えてほしい。
キーワード
細胞再生、移植治療、ミトコンドリア
オフィスアワー
毎回の授業終了後に、質問等に適宜対応する。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/04/04 14:37:21