| 科目名[英文名] | |||||
| 統合生理学 [Veterinary Integrative Physiology] | |||||
| 区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
| 対象学科等 | 対象年次 | 1~1 | 開講時期 | 前学期 | |
| 授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 05AC0011a | ||
| 責任教員 [ローマ字表記] | |||||
| 福島 康博 [FUKUSHIMA Yasuhiro] | |||||
| 所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス | ||
| 概要 |
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作物への養分供給の促進に役立つ生物機能の活用 【目的】作物の生産性を維持するには、養分の供給が欠かせない。一方で、化学肥料の使用量の低減が求められている。この講義では、土壌微生物や植物の機能を使い、化学肥料の使用量を減らしつつ、作物の生産性を維持する技術を例に、この分野の基礎的な知識を習得することを目的とする。 【概要】化学肥料の削減には、作物による肥料の利用率を高めることや、化学肥料の代わりに有機物を養分として供給する方法が考えられる。肥料の利用率を高めるためには、施肥位置や施肥時期なども重要であるが、土壌微生物や植物の機能が役立つこともある。有機物を養分として利用する場合にも、そこに含まれる養分の有効化に、土壌生物などの機能が関係している。本講義では、作物の養分吸収に影響を与える要因を説明し、化学肥料の使用量低減に役立つ土壌微生物などの機能を紹介する。 この科目は専門科目の生物生産科学コース科目に位置付けられる。 |
| 到達基準 |
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1.施用した窒素、リン酸、カリウムなどの微量成分のうち、一部しか作物に利用されない理由を理解する。 2.生物機能を使って、それぞれの利用率を高められる事例とそのメカニズムを説明できる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。 URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
| 授業内容 |
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本講義は,非常勤講師の唐澤敏彦先生(農研機構中日本農業研究センター)が行います。 日程 2023年8月18日(金) 10:00〜17:00 教室 2号館2階 2-22(履修人数によって変更する場合があります。) 1.作物による肥料の利用率に影響を与える要因 2.共生微生物の増殖による作物の養分吸収の促進 3.緑肥の養分溶脱低減機能とリン酸代謝関連微生物の増殖による養分供給 4.有機栽培における土壌微生物の動態と養分供給 |
| 履修条件・関連項目 |
| 授業時間7.5時間に加え、プリント、参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
| テキスト・教科書 |
| パワーポイント資料を配付する。 |
| 参考書 |
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緑肥利用マニュアル -土づくりと減肥を目指して- https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/pamphlet/tech-pamph/134374.html |
| 成績評価の方法 |
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平常点40% 授業への主体的参加度を評価 課題 60% 講義内容の理解度を評価 |
| 教員から一言 |
| 農林水産省が令和3年に策定した「みどりの食料システム戦略」では、化学肥料や化学農薬の使用量低減など、持続的な生産体系への移行を目指すことになっている。作物の生産性を落とさずに、それを達成するために、生物機能の活用が有効な可能性を知って欲しい。 |
| キーワード |
| 肥料、輪作、菌根菌、緑肥、有機農業 |
| オフィスアワー |
| 非常勤講師のため無し:質問事項などはメールで対応します。 |
| 備考1 |
| 備考2 |
| 参照ホームページ |
| 開講言語 |
| 日本語 |
| 語学学習科目 |
| 更新日付 |
| 2023/01/27 17:01:03 |