科目名[英文名]
野生動物学   [Wild Animal Medicine]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 05CF0010
責任教員 [ローマ字表記]
天竺桂 弘子, 本林 隆   [TABUNOKI Hiroko, MOTOBAYASHI Takashi]
所属 農学部 研究室 植物資源形成学  メールアドレス

概要
農業は,人が自然環境に働きかけ,食料などの生物資源を生産する産業である。生産に用いられる資源は有限であるため,他産業と同様に農業も生産性の向上が求められる。にもかかわらず,日本をはじめとした世界中の多くの地域において,小規模な家族農業が農業生産の主役を担っている。農業生産に必須の資源である農地や水は移動が難しいことも加わり,家族農業は地域固有の慣習・文化の影響を受けるとともに,逆にこれらの形成にも重要な役割を果たしている。

本科目の目的は,①農業と経済発展との間の相互関係,②家族農業の理論,③家族農業と慣習・文化との相互関係について学び,他産業と比較したときの農業の特質についての知見を深めることで,持続続可能な農業の発展について多元的観点から考察,分析する力を養成することにある。

本科目は,農学府共通基礎科目の一つであり,カリキュラムの中での位置づけは,農業の持続的発展に向け,社会科学とくに経済学の視点からアプローチする科目である。
到達基準
1. 農業と経済発展との間の相互関係,慣習・文化との相互関係の観点から農業の特質を理解することができる。
2. 関連分野の近年の研究動向に触れることで,自身の興味関心を先行研究と関連付けることができる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
授業は,各トピックについての先行研究を紹介した後に討論をする形で進めていく予定です。

第1回 イントロダクション:農業と経済発展
第2回 農業の技術発展の方向性と経済環境
第3回 規模間の生産性の格差
第4回 家族農業の現状と理論
第5回 家族と農業生産①技術の採用
第6回 家族と農業生産②文化・慣習
第7回 農業起源の文化・慣習
第8回 総合討論

本科目は,対面での実施を予定しています。
履修者の知識関心や授業の進行により,内容を変更する場合もあります。
履修条件・関連項目
1単位の科目として共通基礎科目に含まれる。
授業時間15時間に加え,配布した講義資料や参考書を参照し,本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
資料は授業内で配布またはGoogle Classroomにアップします。
参考書
Otsuka, K. and Fan, S. eds. (2021) Agricultural Development: New Perspectives in a Changing World. International Food Policy Research Center.
成績評価の方法
授業参加度(70%),課題レポート(30%)で総合的に評価する。

課題レポートでは,関連分野の論文のレビューを通して,学術的研究の理解力と自らの言葉でまとめる力を評価します。
教員から一言
授業には積極的に関与してください。
キーワード
農業,経済発展,技術発展,家族農業,文化・慣習
オフィスアワー
授業終了直後
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/01/27 15:23:00