科目名[英文名]
熱力学   [Thermodynamics Mechanics]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 変則通年 
授業形態 変則通年  時間割番号 05EC0117
責任教員 [ローマ字表記]
中島 保寿   []
所属 グローバル教育院 研究室   メールアドレス

概要
【目的】自然環境資源学特論Ⅲでは木質バイオマスの有効利用に必要な知識と最先端技術の習得を目標としている。資源機能制御学教育研究分野の推奨科目に位置付けられている。

【概要】
齋藤継之先生(窓口 堀川)はセルロースナノファイバーについて講義する。セルロースナノファイバーとは、鋼鉄の5分の1の重さで、5倍強いとも言われる木材由来の新素材である。経済産業省主導のナノセルロースフォーラムには、現在約180社の国内企業が参画しており、セルロースナノファイバーを基軸とした新産業が興りつつある。本講義では、セルロースナノファイバーの基礎と応用に関して詳細に解説する。

五十嵐圭日子先生(窓口 吉田)の講義では、糸状菌の植物細胞壁分解に関する最先端の知見を学び、理解する。本講義は、修士論文に関連した研究分野での先端的研究トピックスの習得に位置づけられる。
到達基準
齋藤継之先生:
(1)セルロースナノファイバーの調製法・構造・分散原理・特性等の基本事項を理解できる。
(2)現状の課題と対策、および応用事例についても理解できる。

五十嵐圭日子先生:
(1)植物バイオマス変換の重要性を理解できる。
(2)植物細胞壁分解機構が理解できる。"

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
齋藤継之先生:
1) セルロースの構造と特性、TEMPO酸化の適用
2) ナノセルロースへの展開
3) ナノセルロースの基本特性
4) ナノセルロースの複合化
5) ナノセルロースの課題と対策

五十嵐圭日子先生:
本講義ではバイオマス変換技術を開発する上で重要な、微生物によるバイオマス分解機構の理解を深めることを目指します。特に、優れた分解能力を持つ真菌類を中心として、タンパク質・酵素レベルから遺伝子・ゲノムレベルまで、様々な観点から解説します。

1)植物バイオマスの変換
2)微生物によるバイオマス分解
3)真菌類による分解(タンパク質・酵素レベル)
4)真菌類による分解(遺伝子・ゲノムレベル)
履修条件・関連項目
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
齋藤継之先生:適宜プリントを配布する。
五十嵐圭日子先生:必要に応じて配布する。
参考書
齋藤継之先生:講義中に適宜紹介する。
五十嵐圭日子先生:講義中に適宜紹介する。
成績評価の方法
齋藤継之先生:平常点と提出課題で総合的に評価する(50%)。
五十嵐圭日子先生:平常点と提出課題で総合的に評価する(50%)。
教員から一言
キーワード
齋藤継之先生:セルロース、ナノファイバー、木質バイオマス、構造制御、特性発現。  五十嵐圭日子先生:糸状菌、担子菌、セルラーゼ、植物細胞壁
オフィスアワー
齋藤継之先生:講義の終了後。 五十嵐圭日子先生:講義の終了後
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/02/23 22:38:04