科目名[英文名]
現代宗教論   [Religion Studies]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 通年 
授業形態 通年  時間割番号 05LC0104
責任教員 [ローマ字表記]
瀬津 太朗   [SETSU Taro]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
【目的】応用生命化学分野の生理生化学の領域において、最新の研究の理解に必要な知識を習得する。また、応用生命化学に関する研究を遂行するための課題解決に関する知識を学ぶ。
【概要】タンパク質の構造解析及びいくつかの酵素の構造、糖鎖生物学、遺伝子組換え生物とゲノム編集生物、糸状菌の研究とその応用に関する最新の知見を論じる。講義では、主にパワーポイントメディアを用いて重要な点を明示する。
到達基準
・タンパク質の構造解析およびいくつかの酵素の構造に関する最新の知見を理解できる。
・糖鎖生物学に関する最新の知見を理解できる。
・遺伝子組換え生物に関する最新の知見を理解できる。
・真核微生物(主に糸状菌)の研究とその応用に関する最新の知見を理解し、自ら展開できる力を身につける。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:(A)、(D)
履修案内のカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/

授業内容
(オムニバス方式/全16回)
開講は木曜日1〜2限連続となります
開講期間は10〜12月となります

(殿塚 隆史/4回)
タンパク質のX線結晶構造解析の概要および方法を説明する。また、農学・食品分野で重要な糖に作用するいくつかの酵素について、性質および立体構造を紹介する。
第1回 澱粉および関連糖質に作用する酵素
第2回 植物バイオマスに作用する酵素
第3回 タンパク質のX線結晶構造解析とは?
第4回 タンパク質のX線結晶構造解析の方法

(山形 洋平/4回)
最近著しく解析が進んできた真核微生物(主に糸状菌)の分子生物学について古典的な醸造学から成長,物質生産の分生子生物学までを解説する。
第4回 醸造・醗酵に用いられる真核微生物(1)
第5回 醸造・醗酵に用いられる真核微生物(2)
第6回 糸状菌のタンパク質分解酵素と細胞壁・細胞膜の合成(1)
第7回 糸状菌のタンパク質分解酵素と細胞壁・細胞膜の合成(2)

(川合 伸也/4回)
現在、様々な遺伝子組換え作物が作成され,栽培・市販されている。これらの原理と最新の動向について紹介するとともに,植物のゲノム編集,転写活性化因子を抑制因子に変換するChimeric REpressor Gene Silencing Technology (CRES-T)法による遺伝子発現抑制,リンゴ小球形潜在ウイルス(ASLV)とFTとTFLを用いた開花促進などに代表されるNew Plant Biotechnologyについて紹介する。
第8回 植物の形質転換法 (1)核への遺伝子導入
第9回 植物の形質転換法 (2)プラスチドへの遺伝子導入と植物ウイルスベクター
第10回 ゲノム編集(ZFNとCRISPR-Cas9)とNew Plant Biotechnology
第11回 組換え作物の利用と現状

(田中 瑞己/4回)
微生物は栄養源などの外部環境に応じて、個々の遺伝子の発現量を調節している。
真核微生物における遺伝子の発現量の調節機構を、糸状菌の加水分解酵素遺伝子の発現制御機構を例に解説する。
第13回 加水分解酵素遺伝子の転写誘導
第14回 炭素カタボライト抑制による転写抑制
第15回 コドンが遺伝子発現量に与える影響
第16回 小胞体ストレス応答による遺伝子発現量調節

履修条件・関連項目
専門科目に区分される選択科目である。
授業時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。
テキスト・教科書
講義中に配布またはMoodleなどにより配信した資料を、適宜用いる。
参考書
マッキー生化学(化学同人)McKee(著)など
成績評価の方法
講義への取り組み(計30%)、各教員のレポートまたは試験(計70%)

教員から一言
この科目が、皆さんの将来の研究に役立つことを願っています。
キーワード
タンパク質の構造、糖鎖生物学、遺伝子組換え生物とゲノム編集生物、糸状菌
オフィスアワー
学習相談がある場合は授業の後に受け付けます。またはメールで相談の予約をしてください。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/01/16 10:19:46