科目名[英文名]
ベンチャービジネス論   [Introduction to Venture Business]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 05LC0107
責任教員 [ローマ字表記]
坪井 秀夫   [TSUBOI Hideo]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
糖鎖と疾患』 萬谷博
 生体で作られるタンパク質の半数以上は糖鎖修飾を受けている。糖鎖はタンパク質の性質や機能に影響を及ぼすことで、細胞-細胞や細胞-分子の認識において重要な役割を果たしており、糖鎖の変化は細胞の生理状態を的確に反映することが分かりつつある。糖鎖の生合成はゲノムに直接支配されず、複数の糖転移酵素による逐次的反応であることから、環境や加齢など様々な因子の影響を受けやすい。本講義では、このような糖鎖の基礎から糖鎖異常による疾患について概説する。

『自律神経の生理学』 内田さえ
 私達の身体は、寒いと鳥肌が立ったり、暑いと汗をかいたりする。運動すると心臓の鼓動が高まる。これらはみな自律神経の働きにより生じ、体温や循環を維持するうえで重要な反応である。自律神経は、筋肉を動かす運動神経のような意識的制御を受けないが、緊張して手に汗をかくように感情の影響を受ける。脳の中の自律神経は記憶や認知機能にかかわる脳循環も調節することが分かってきた。本講義では、生命を支える自律神経の働きについて研究の歴史や最新知見を含めて概説する。
到達基準
『糖鎖と疾患』 萬谷博
1)糖鎖の基本を理解できる。
2)糖鎖の生体内での重要性を説明できるようになる。

『自律神経の生理学』 内田さえ
1)自律神経系の基本を理解できる。
2)生命維持に重要な自律神経系の働きを説明できるようになる。

本科目のディプロマ・ポリシー上の観点については、本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/

授業内容
『糖鎖と疾患』 萬谷博
1)糖鎖の基礎
2)糖鎖の生合成
3)糖鎖の働き
4)糖鎖異常と疾患
教員自身が行ってきた糖鎖および老化に関する研究や最近の知見を紹介しながら、糖鎖の基礎や研究方法、糖鎖異常と疾患の関係について解説する。

『自律神経の生理学』 内田さえ
1)自律神経とは? 
2)ホメオスタシス(生体の恒常性)と自律神経 
3)ストレスと自律神経 
4)脳の中の自律神経の働き
自律神経系の基礎、その生体恒常性に果たす役割とともに、ストレスや感情による自律神経反応、脳の中の自律神経が認知・記憶・嗅覚などに関わる脳循環調節を担う仕組みを解説する。
履修条件・関連項目
基礎生物学、生化学、基礎生理学、基礎分子生物学、基礎物理化学を履修している事が望ましい。「本学の標準時間数に準ずる」時間で、予習・復習(授業時間外学習)をすること。
テキスト・教科書
講義資料は、必要に応じて講義毎に配布、あるいは本科目のクラスルームに掲載。
参考書
コールドスプリングハーバー糖鎖生物学(丸善)、
やさしい自律神経生理学―命を支える仕組み(中外医学社)
成績評価の方法
出席数及び講義の最後に課される小課題により評価する。但し、出席のみによる加点は行わない。(コロナウイルスの影響などの諸事情によりレポート試験に変更となる場合がある。レポート課題は各講義の開講時に本科目のクラスルームに掲載する。)
教員から一言
(萬谷博)
講義中でも分からないところは、遠慮せずに挙手するなどして、その場で質問してください。
(内田さえ)
講義の中で、普段は気づかないような自律神経の巧妙な働きを実感して頂きたいと思います。
キーワード
糖鎖、老化、認知症、筋疾患、自律神経、ホメオスタシス、脳
オフィスアワー
e-mail(萬谷:manya@tmig.or.jp, 内田:suchida@tmig.or.jp)にて問い合わせてください。
備考1
備考2
参照ホームページ
http://www.tmig.or.jp/index.html
開講言語
日本語
語学学習科目
英語
更新日付
2023/02/02 23:52:45