科目名[英文名] | |||||
機械設計Ⅰ [Fundamental and Practice of Machine Design] | |||||
区分 | 共通科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 106i0839 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
栁澤 実穂 [YANAGISAWA Miho] | |||||
所属 | 農学部附属硬蛋白質利用研究施設 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
経営戦略論は、大企業に焦点を当てた講義ですが、本講義のスタートアップのグローバル戦略では、大企業と異なりシンプルな単一事業でのスタートアップに焦点を当てて、大企業のグローバル戦略との比較しながら、技術経営全般に関わる基本的スキルを学びます。特に昨今は、縮小する日本市場にこだわらず、最初から海外での事業展開を目指すスタートアップも増えてきています。こうした背景から技術の視点とグローバルな視点から講義を行います。 全体は、ベンチャー経営をケースにと経営戦略の概要をテクノロジーマネジメント、イノベーションマネジメント、グローバル経営の観点から、講義をおこないます。講義内容に応じて、適宜実際のベンチャー経営者によるゲスト講演を行う事があります。 尚、本科目は、新製品・新事業開発の実績経験のある教員による授業科目です。社会人だけでなく、積極的に新卒学生さん、将来企業を目指す方の受講をお奨めします。 |
到達基準 |
技術系企業における「技術経営」の視点から,技術,企業経営及び業務に必要な理論やその枠組みに関するマネジメント知識 を体系的に理解し,知識としての理解と蓄積を図る。 講義のカバーする範囲は広範囲なので、毎回内容は異なる。 そのため、事前資料には確実に目を通しておくこと。 ・知識・理解の観点。 技術戦略の評価と展開に関して理解して、説明が出来る。 ・思考・判断の観点 技術経営の知識、フレームワークを使用して、現実のビジネスにおける、経営上の課題、問題点を多面的に分析できる。 ・関心・意欲の観点 技術経営の知識、フレームワークを適応して、企業または組織が直面している経営上の課題、問題点を分析できる。 ・態度の観点 クラス討論への目的意識と論理性を持った発言とグループワーク。 ・技能・表現の観点 技術経営の基本的知識、ツール、フレームワークを適切に、効果的に報告書や発言に取り入れることが出来る。 履修案内のカリキュラムマップを参考にして下さい。 |
授業内容 |
1)経営戦略と企業環境に関わる課題を理解した上で、技術戦略の構築と実施に関して、必要な知識、フレームワーク、ツール等々をケーススタディーと関連付けながら解説し、議論します。 経営戦略と技術戦略:競争優位性の確立と維持に関する技術戦略技術戦略と環境分析:将来の不確実な事業環境を分析し、技術戦略の対象課題を明確にする。 戦略の構築と実施:対象課題に対して技術戦略を構築して実施する。 戦略の評価:技術戦略を様々な観点で評価する。 戦略の展開:技術戦略を様々な方法で展開する。 講義のケース、ケースレポート、グループ発表のケースは、受講生の専攻科別人数を加味して後日決定します。 第01回 ガイダンス、授業の進め方 アントレナーシップとベンチャーの組織マネジメント 第02回 ベンチャーとテクノロジーマネジメント(1) ベンチャー企業の成長プロセスとビジネスモデルキャンパス 第03回 ベンチャーとテクノロジーマネジメント(2) ベンチャーの戦略 第04回 ベンチャーとテクノロジーマネジメント(3) ベンチャー企業の評価とファイナンス 第05回 ケースレポート & グループ発表 第06回 イノベーションとテクノロジーマネジメント(1) 技術戦略 [ケーススタディ①] 第07回 イノベーションとテクノロジーマネジメント(2) 技術マーケティングとオープンイノベーション 第08回 イノベーションとテクノロジーマネジメント(3) イノベーションマネジメント(1) 第09回 イノベーションとテクノロジーマネジメント(4) イノベーションマネジメント(2) 第10回 ケースレポート & グループ発表 第11回 イノベーションとグローバル経営(1) グローバル経営と戦略 [ケーススタディ②] 第12回 イノベーションとグローバル経営(2) グローバル企業のマネジメント 第13回 イノベーションとグローバル経営(3) 日本企業のグローバルマネジメント 第14回 イノベーションとグローバル経営(4) グローバル イノベーションとR&Dマネジメント 第15回 ケースレポート & グループ発表 第15回(7/15)グループ発表③ |
履修条件・関連項目 |
授業時間30時間に加えて本学の標準時間数に準ずる予習・復習を行うこと。 講義とクラス討論、グループ発表を中心に授業を進めます。従って、講義での討論とグループ発表への参加が必須です。 経営戦略論を受講予定の人は、受講することを強くお奨めします。 |
テキスト・教科書 |
教科書は使用しません。ケース教材は事前に配布します。 |
参考書 |
経営学全般 1)ゼミナール経営学入門:伊丹敬之、加護野忠男、日本経済新聞 2003 ベンチャー関連 1) 起業の科学 田所雅之 日経BP社 2017、 2) リーン・スタートアップ エリック・リース 日経BP 2012 3) 図解リーン・スタートアップ成長戦略 Ash Maurya, 訳角征典 2017, 4) ビジネスモデル・ジェネレーションビジネスモデル設計書:アレックス・オスターワルダー 翔泳社 2012 5) 堀新一郎他 STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか NewsPicksパブリッシング 2020 6) S.ターマー カブスギル他 ボーングローバル企業論―新タイプの国際中小・ベンチャー企業の出現 八千代出版 2013 7) グローバル経営入門 浅川和宏 日本経済新聞 2017, 8) MBA マネジメントブックII, グロービス経営大学院 ダイヤモンド社,2015, 3)マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則, ドラッカー ダイヤモンド社, 2001 |
成績評価の方法 |
成績評価基準:(1)クラス討論(授業内での発言・参加度)50% (2)中間・期末レポート各25% (3)グループ発表25%を目安とします。 期末レポート評価基準: (1)授業内容理解度、(2)考察力、(3)実践応用力、(4)論述力、(5)作成努力 欠席が4回以上ある場合は、評価しない。 【オンライン教育における成績評価方法と評価基準】 オンライン教育における成績評価方法は、すべての出席を前提とし、双方向性 を利用した学習意欲、小テストおよび課題、オンラインテスト等を総合的に評価 し、本学が定める標準的な学修時間に相当する学修効果が認められる場合に単 位を付与します。評価の割合は以下の通りです。平常点50%、課題およびレポート(中間3回、期末1回の合計4回)25%およびオンライングループ発表4回25%で評価します。 総合評価により以下の 基準で単位を付与します。S: 90 点以上、A:80 点以上90 点未満、B:70 点以上 80 点未満、C:60 点以上70 点未満。 |
教員から一言 |
人は若き日に心に抱いた人物像へと近づいていくものだと思います。「夢は決して捨てずに。努力は少しも惜しまずに。」その日が必ずくることを信じ続けることが重要だと思います。 |
キーワード |
経営学、マーケティング、ファイナンス、ベンチャー、イノベーション、リーンスタートアップ、ビジネスモデルキャンパス、グローバル |
オフィスアワー |
随時受け付けます。 予めメール等で連絡下さい → hideki-hayashida@go.tuat.ac.jp |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2023/04/26 10:20:38 |