科目名[英文名]
フーリエ解析および演習   [Fourier Analysis & Practices]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 通年 
授業形態 通年  時間割番号 108c0305
責任教員 [ローマ字表記]
瀧山 健   [TAKIYAMA Ken]
所属 生物システム応用科学府 研究室   メールアドレス

概要
 有機材料は有機分子の集合体であり,有機材料の特性のかなりの部分が構成分子によって決まる。「分子同士がどのように接触」し,「安定な集積構造」を構築するか,非共有結合性相互作用に注目して有機材料の設計を行うことは重要である。本講義では、有機分子の立体構造の正確な把握に基づいて分子および集積体の特性を論ずる方法を学ぶ。

 Google Classroom クラスコード:ufh3stw
到達基準
(1) 各自の専門の研究に専念している間に失われたミクロな有機「分子」化学に関する素養の回復を図る。
(2) 紙と鉛筆で分子の電子構造,安定性,反応性を検討する能力を身につける。
(3) 将来各自の研究で必要が生じたときに関連論文を読破したりできるように,独力でさらなる学習を行うための足がかりをつくる。

 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照すること。
授業内容
第1回 ガイダンスおよびイントロダクション
[水素結合の分類, 水素結合の出現と定義, 水素結合した物質の性質, 水素結合の重要性]
第2回 水素結合の検出(1) (非分光学的手法)
第3回 水素結合の検出(2) (赤外およびラマン分光法)
第4回 水素結合の検出(3) (他の分光学的手法)
第5回 分子内水素結合
第6回 どんな原子団・官能基が水素結合を作るのか
第7回 (第1回~第6回のまとめ)中間試験
第8回 水素結合の熱力学的性質
第9回 水素結合の理論
第10回 結晶中の水素結合 (1)
第11回 結晶中の水素結合 (2)
第12回 核酸やタンパク質中の水素結合
第13回水素結合を含む実際の系
第14回 (第8回~第13回のまとめ)期末試験
履修条件・関連項目
工学部応用化学科の有機化学I~IV, 機器分析Iの単位を取得していること。
授業時間に加え,本学の標準時間に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
適宜プリントを配布する。
参考書
G. C. Pimentel "The Hydrogen Bond"
成績評価の方法
期末試験 50%,授業中の発表, 質疑応答50%で評価する。
教員から一言
キーワード
有機分子性化合物,結晶構造,相互作用,幾何構造-電子構造相関,化学反応性,軌道のエネルギー・広がり・対称性・
オフィスアワー
教員が在室していれば随時対応する
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
英語
更新日付
2023/02/17 12:32:54