科目名[英文名] | |||||
食品・医薬品開発工学 [Food and Medicinal Development] | |||||
区分 | 前期課程科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 111001 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
西村 実, 木通 秀樹, 養王田 正文 [NISHIMURA Minoru, KIDOHSHI Hideki, YOHDA Masafumi] | |||||
所属 | 農学研究院 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
従来の大学院教育では個々の研究能力を伸ばすことを目的としてきたが,多様な社会問題を解決するには専門性に特化した個人の研究能力だけではなく,多分野の人材からなるチームでの活動が求められている。大学院教育での課題解決型学習(project based learning; PBL)では独自性が必要となり,BASEにおけるPBLでは,BASEの強み・特徴である農工融合の理念,研究の多様性をPBLに組み入れることで,エネルギー・環境・食料など地球規模の課題に主体的・協同的に取り組むことができる理系人材の育成を目指しつつ、学生が主体的・能動的な姿勢で大学院での研究・勉学に取り組めるよう、意識づけや、思考と行動の習慣化を促すことを目的とする。 PBLの流れは下記の通りである。 1)チームビルディング 2)プロジェクトの課題の整理(現状理解,目標設定) 3)課題の分析(情報収集,整理・分析) 4)解決策を考える(企画立案,思考法,アイデアの検証) 5)成果発表(プレゼン,振り返り) これら個々の技法の習得のため,3つの講義・演習を実施するが、本講義では PBLを実施していく上で必要と思われる手法や考え方を座学と実習で学ぶ。 クラスコード: ginc4jn |
到達基準 |
PBLを実施していく上で必要と思われる手法や考え方を身に着けること。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 生物機能システム科学専攻「履修案内」のカリキュラムマップを参照して下さい。 |
授業内容 |
第3学期開講の課題解決型演習IIおよびIIIの基礎となる知識・技法を講義(座学)と演習(グループワーク)を通して習得する。原則、金曜日の3,4時限で実施する(4月7日〜6月2日) 第1回 ガイダンス,学府長挨拶,PBLとは,事前自己評価(学務委員長,学府長) 第2回 プロジェクトデザイン(担当教員) 4/7 第3,4回 チームビルディング・ファシリテーション・グループワーク・テーマ設定(担当教員) 4/14 自己紹介,メンバーの特徴把握,リーダー・役割分担,ルール作り アイスブレイク:名前の足し算・インタビュー・他己紹介,NASAゲーム グループ(4人×16班) 第5,6回 情報(要求分析)の収集・分析・問題構造の把握(担当教員) 4/21 業務文書の利用,インタビュー,質問紙,現場観察,ブレインストーミング, etc. ロジックツリー,因果関係図,故障木解析(FTA),KJ法,ISM, etc. 様々な表現と適切なグラフの選択(棒グラフ,円グラフ,散布図,バイオリンプロット, ヒストグラム,ヒートマップ,地図,グラフ構造,ワードクラウド,etc.) 第7,8回 解決策立案・ロジカルシンキング(担当教員) 4/28 論理展開:論理的思考,批判的思考,帰納・演繹,仮説形成, etc. 発想法:類推・水平・逆説,IF思考,2軸・図解 ,etc. 解決策立案 ⇒ それぞれの具体的テーマでグループワーク 第9,10回 情報/データの解析・データの可視化(担当教員) 5/12 定量化:統計量(平均,標準偏差,尖度,歪度,四分位数),相関係数, クラスタリング ⇒ 具体例を使って演習 第11,12回 プレゼンテーション技法(学務委員) 5/19 効果的なプレゼン方法,スライド作成,他者につたえるスキル,起承転結 発表準備 第13,14回 発表会(4会場)(学務委員) 5/26 グループワーク,プレゼンテーション,プレゼンのクロスレビュー 第15回 まとめ,事後自己評価,アンケート 6/2 |
履修条件・関連項目 |
授業時間30時間に加え、配布資料等を参照し、本学の標準時間数に準ずる復習を行うこと。講義の中で行われる実習に積極的に参加すること。 |
テキスト・教科書 |
参考書 |
成績評価の方法 |
各講義への取り組み状況、プレゼンテーションの出来栄え等で判断する。 総合評価により以下の基準で単位を付与します。 S: 90点以上、A:80点以上90点未満、B:70点以上80点未満、C:60点以上70点未満。 |
教員から一言 |
理系大学院生に求めらえる主体性、実行力、課題設定・解決力の向上を図り、かつ研究活動の活性化のための新しい取り組みである。積極的に取り組んで下さい。 |
キーワード |
PBL |
オフィスアワー |
講義については各担当教員にメール等で問い合わせること。 |
備考1 |
Classroomのクラスコードは ginc4jn です。 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2023/04/04 15:41:57 |