科目名[英文名]
Statistical Thermodynamics   [Statistical Thermodynamics]
区分 前期専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 W0207
責任教員 [ローマ字表記]
篠原 俊二郎, 西田 浩之   [SHINOHARA Shunjiro, NISHIDA Hiroyuki]
所属 科学博物館 研究室   メールアドレス

概要
博物館において生まれ、活用される情報とメディアに関する体系的な知識と実例を取り扱う。また、社会に対し、博物館自身がメディアとしての役割を担っている点についても取り扱う。
 具体的には、博物館運営業務と情報・メディアの関わりを起点にして、各業務場面での役割を講義する。

授業詳細は4月に実施予定の事前ガイダンスにて説明する。履修を検討している学生は、なるべくこのガイダンスに出席すること。
※本授業は他の専門科目と履修方法などが異なるため、注意すること。
到達基準
〇情報社会の社会教育施設のひとつとしての博物館における「情報」の意味と位置づけについて知る。
〇博物館におけるICT(情報通信技術)の利活用と情報発信の重要性について理解する。
〇ICT利活用に対する課題、知的財産権の尊重などについて基礎的な知識を得る。
〇ICTを活用した他の社会教育施設(図書館、文書館など)との連携について、最新の情報ならびに知識を得る。
〇情報社会と地域文化資源に対する博物館ほか社会教育施設の位置づけについて、議論を通じ考える。
〇具体的事例を参考にしながら、博物館でのICT利活用、情報発信の具体的方法を理解する。

授業内容
第1回 【講義ガイダンス】情報とメディアという概念 情報化社会の特徴と課題 ミュージアムワークフローと情報・メディア
第2回 【サービス計画】情報化社会の進展と博物館、社会教育施設の意義
第3回 【博物館空間と情報空間】メディアの転換
第4回 【コレクション構築】博物館で扱う情報 ドキュメンテーション
第5回 【業務情報管理】データモデル データベース
第6回 【情報保存】実体物としてのメディア 保存とマイグレーション
第7回 【調査・研究活動】デジタル情報の特性 コンテンツ(文字・画像・音声・動画) 撮影と計測
第8回 【知的財産権】知的財産権 ライセンス明示
第9回〜第12回 東京国立博物館見学
【展示活動】【教育普及・研究支援】 マルチメディアコンテンツ利用、ガイダンス、博物館図書室
第13回 【ウェブサイトと広報】アクセシビリティ SNS 刊行物
第14回 〜第15回 【総括・議論】博物館活動における情報・メディアの役割、博物館DX、メディアとしての博物館などについて、講義・見学を通じて得た気づきをもとに議論する。

履修条件・関連項目
学芸員資格取得希望者
テキスト・教科書
資料を適宜配布
参考書
日本教育メディア学会編『博物館情報・メディア論』(ぎょうせい、2,571円)
柳与志夫 『入門 デジタルアーカイブ: まなぶ・つくる・つかう』(勉誠出版、2,700円)
NPO知的資源イニシアティブ 編『これからのアーキビスト―デジタル時代の人材育成入門』(勉誠出版、2,700円)
日本展示学会編『展示学辞典』(丸善出版、20,000円)
成績評価の方法
出席およびワークへの参加度50%、レポート50%
教員から一言
博物館活動を展開していく際の、情報・メディアの関わりは年々深まってきています。博物館業務全体の中での情報・メディアが担う役割を捉えてもらいたいです。また、実際の博物館見学を通じた気づきをもとに、一緒に議論していきたいと思います。
キーワード
メディアとしての博物館、博物館でのICT利活用、デジタルアーカイブ
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
文化庁 https://www.bunka.go.jp/ 博物館総合サイト https://museum.bunka.go.jp/ 日本博物館協議会 https://www.j-muse.or.jp/ ジャパンサーチ https://jpsearch.go.jp/
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2023/04/04 14:32:07